スープラと一緒に日本の銘菓「柿ピー」もオフィシャル出演!?
【TOYOTA GRスープラ(A90)/オーナー:ハン】
そして最新作「ジェットブレイク」ではスープラが復活しています。センターを黒が貫くオレンジ2トーンのカラーに見覚えがあることでしょう。
3作目「TOKYO DRIFT」に出ていたヴェイルサイドのエアロコンプリート「RX-7フォーチュン」と同じカラーなのです。ということは、このクルマに乗っていたキャスト「ハン」も復活したのです。事故で死んだことになっていたハンですが、じつは生きていたのです。
その還ってきた秘密は劇中で明かされていくのですが、ご都合主義でも何でもなくファンの喜びを第一に考えた、練りに練られたシナリオなのです。
いつもスナック菓子をぽりぽりと食すシーンが印象的だったハン。今作ももれなくぽりぽりやっているのですが、何とこのお菓子、日本が誇る亀田製菓の柿の種、ということを配給元のユニバーサルが公式に認めています。
日本車だけでなく日本のお菓子も愛してくれているなんて、ますますハンのことが好きになってしまいます。
日本のチューニングショップ、ミルキーホワイトがハンをトリビュートした車両を作って世界観をアピールしています。エアロに頼らず筑波サーキットを1分フラットで走れるガチの仕様で、リアル・ワイスピを地で行くメイクとなっています。モデルのゆきちゃんにも、ハンのように柿の種をぽりぽりしてもらいました。
スポコン仕様のエクリプスでストリートバトルに潜入捜査
【MITSUBISHIエクリプス(D32/D53A)/オーナー:ブライアン】
これまで紹介してきたクルマのように、シリーズが続いていくにつれ同じクルマもフルモデルチェンジを経て新旧2世代が登場するケースがあります。主人公ブライアンといえばオレンジ色の80スープラと強烈に結びついていますが、じつは最初に乗っていたのは三菱エクリプスでした。
1作目に登場したエクリプスは、ストリートバトルの主催者側へ、警官という身分を隠し潜入捜査するため、あえてそれっぽく仕立てたスポコン仕様でした。
負ければ、勝った相手にクルマを献上するという無茶なルールでした。ボルトオンターボに大容量インジェクター、NOSなど勝つためのひととおりのことがやってありましたが勝負には負けてしまいます。さらにこのNOSがクセモノで、銃撃を受けボンベに引火、爆発炎上してしまいます。
ルールはルールということで、差し出すクルマを急きょ作らねばということで出来上がったのが、前述のオレンジのスープラでした。
もう1台のエクリプスは、2作目「X2」に登場しました。主人公・ブライアンとバディを組むローマンが乗っていました。軽犯罪を繰り返していた前科者ですがストーリー中ではお笑い担当、ともいうべきキャラクターで、歴代作品では緊迫したシーンを上手に緩和してくれています。 全身にわたってにぎにぎしくメイクされたエクリプス・スパイダーがとても似合っていました。