東京2020を駆け抜けた「はたらくトヨタ車」
新型コロナ禍での開催という国民感情はともかくとして、1年延期となった東京オリンピック2020が閉幕した。オリンピックにクルマを使った競技はないが、東京オリンピック2020で各種車両のサポートを行ったのはトヨタということもあり、ここではラッピングが施されたものを中心に東京オリンピック2020を走ったトヨタ車を役割や競技ごとに振り返ってみた。
■自転車ロードレースサポートカー:カローラツーリング
自転車ロードレースは筆者の住まいの近くを通り、遭遇したためその様子を見たのだが、注目したいのはカローラツーリングだ。というのも自転車ロードレースを併走したカローラツーリングは送迎車、大会運営車とは別のクルマとなる、昨年500台限定で設定された特別仕様車の2000Limitedだったようなのだ。
2000Limitedはカタログモデルのカローラツーリングにはない2Lエンジンを搭載している。競技中の動画を見ると自転車のスピードが速いのに加え、サポートカーのカローラツーリングも低い縁石はサーキットのようにそのまま乗り越えていくなどハードな使われ方をしていた。結果として、2000Lmitedは自転車ロードレースのサポートカーには適任である。 なお、自転車ロードレースのサポートカーとなったカローラツーリングは、ホワイトとブルーメタリック(ブルーメタリックは2000Limited専用色)があり、前者は出場各国のサポートカー、後者は自転車のトラブルなどのサポートをするニュートラルサポートカーだったようだ。