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「市販前のEV」も大活躍! 東京2020オリンピックを駆け抜けた「はたらくトヨタ車」

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TEXT: 永田恵一  PHOTO: ケニー中嶋/永田恵一/井上悠大

■聖火リレー伴走車:センチュリー

 聖火リレーの伴走車で目立ったのはセンチュリーだ。センチュリーのボディカラーは和名との併記となっており、聖火リレーの伴走車を務めたシルバーのセンチュリーは「レイディエントシルバーメタリック&精華(せいか)」。クルマの格を含め、じつに聖火リレーの伴走車に相応しいクルマだった。また、センチュリーはIOCのバッハ会長の送迎車にも使われたようだ。

■マラソン審判車両:LQ、現行MIRAI

 LQは2019年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカーで、電気自動車なのに加え、自動運転レベル4の実力やAIで乗員に寄り添うといった特徴を持つ。さらにLQは昨年放送されたウルトラマンZに登場し、マラソンの並走車として公道を走っているだけに、市販化は別問題としてすでに国土交通省の認可を取得していたというのも凄い。 いずれにしても電気自動車のLQと燃料電池車のMIRAIという走行中に排気ガスを出さないトヨタ車コンビがマラソンの先導車を務めたというのは、一般の人には目立たなかったかもしれないが、クルマに関心のある人には素晴らしい演出だった。

まとめ

 東京オリンピック2020をサポートしたトヨタ車は自転車ロードレースのカローラツーリングを筆頭に、任務遂行のため走っているだけにどれもカッコよく、ややオーバーながらこの点は今後オーナーの誇りになるではないだろうか。

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