ハコ車に比べてリーズナブルに多くの経験が積める
ここ最近、国産スポーツカーの中古車価格が以上に高い。以前から高騰しているスカイラインGT-Rは別として、ホンダ・シビック、日産シルビア、マツダ・ロードスター、さらにはホンダ・インテグラ、スバル・インプレッサ、三菱ランサーエボリューション、トヨタMR2も価格高騰中。さらにマツダRX-7(FD3S)なんてメチャクチャ高い。 こうした状況では、入門用の手軽なスポーツカーを買ってスポーツドライビングを始めたいと思っても、ハードルが高すぎて躊躇してしまう。
レジェンドドライバーのガンさんこと黒沢元治さんは、「スポーツドライビングを語るには、まず最低でもサーキットを500ラップ以上走ってからだ」とおっしゃっていた。しかし、高価なクルマでメンテナンスをしながら、遠方のサーキットに出かけて、通算500ラップ以上の経験を積むのはなかなか骨の折れること……。
レーシングカートは小さなフォーミュラカー
そこで提案したいのが、レンタルカートだ。F1ドライバーのほとんどが、レーシングカートからキャリアをスタートさせていることはよく知られている。体感速度300km/h、最大G=2G以上といわれるレーシングカートは、まさに小さなフォーミュラカー。
かつては本格的なレーシングカートというと、個人で車体を所有し、チームにも所属して専用コースに持ち込み、練習を重ねてレースに参戦というのが一般的だった。だが最近は郊外だけでなく都市部でも本格的なカートをレンタルできるところが増えている。