チタンカラーの大径テールと技ありコーデで落ち着きあるボディに彩りを添える
丸目のフロントグリルはスポーツ仕様のSS用。ただし、ブラックアウトするとともにJDMカスタムで人気のラッピングシート「ステッカーボム」の白黒を上下にさりげなくあしらうことで、落ち着きのあるフェイスに華やかさを添える。一見オリジナルに見えるウィンカーレンズも、じつはスズキのスペーシア用。このあたりはワン&オンリーなラパンの世界でさりげなく違いをアピールするツウ好みの仕立てだ。
サイドとリヤアンダーはKLC製。フロント同様にバンパーの一部/各ドアノブ/コンビランプカバーをブラックアウトすることで、全体のデザインイメージを統一している。
マフラーはノーマルがベースだが、エンド部分のみチタン風のヒートグラデーション処理が施された2本出しに変更。Kカーとは思えない太目のパイプ径でリヤビューの迫力も満点だ。ボディは3代目ラパンのフォーンベージュメタリックに全塗装した。
足もとは懐かしのSSRメッシュをセットし、クラシカルなテイストでまとめている。ちなみにルーフキャリアの装着はセダン系では定番ドレスアップだ。
目の覚めるようなブルーとアートなシートを絶妙なバランスでコーデ!
インテリアはエクステリアとは真逆で、かなりポップで賑やか印象。青い海をイメージした日産マーチのボディカラーであるカリブブルーと、グリルとキャリアと同じデザインのステッカーボム風シートをミックスコーデ。 さらにメーターパネルは明るめのイエロー。ドライブしていると目がチカチカしそうだけれど、ドレスアップ効果は抜群だ! 加えてダッシュボードカバーやコラム部分にカーボンをあしらい、スポーティな雰囲気も取り入れるなど、多彩なテイスト&カラーを組み合わせている。しかし、嫌味にならないギリギリの範囲でまとまっているのは作り手のスキルだといえよう。
「内装はイベントの4日前になんとか完成しました。ドアトリムにBRIDE柄をあしらったり、ルーフトリムを墨汁で染めたりと自己流でモディファイを楽しんでいます。10年間所有していますが、まったく飽きませんね」と語る。
外装はシック、内装はカラフル。ONとOFFを融合させたような唯我独尊スタイルで自分らしさを演出するオーナーのTさん。答えと正解がないからこそ、カスタムは面白い。