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これぞ「金メダル」級の日本車! 羨望の「公道最強」ワークスコンプリートカー4選

投稿日:

TEXT: 永田恵一  PHOTO: Auto Messe Web編集部

  • 4台の最強ワークス系コンプリートカー

  • 86GRMNのフロントマスク
  • 日本未発売、世界限定209台のS209のリヤスタイル
  • MUGEN RRの鋭い走り
  • 86GRMNのコックピット
  • 219psを発生させる86GRMNのエンジン
  • リヤシートレスで軽量化した86GRMN
  • ブレーキ強化した86GRMN
  • トランク内に補強バーを追加してボディ剛性を強化した86GRMN
  • 標準モデルと桁違いのスポーティな走りの86GRMN
  • 第2世代最強のBNR34のZ-tune
  • MUGEN RRの迫力のリアスタイル
  • 筑波でタイムアタックするNISMO R34GT-R Z-tune
  • 筑波を攻めるNISMO R34 GT-R Z-tune
  • 群馬サイクルスポーツセンターを攻めるS209
  • NISMO R34 GT-R Z-tuneの前後シート
  • NISMO R34 GT-R Z-tuneのリヤスタイル
  • 500psオーバーのZ-tune conceptエンジン(spec.2)搭載
  • パワーバルジ付きのカーボンボンネット
  • S209のアグレッシブな走り
  • NISMO R34 GT-R Z-tuneのメーターパネル
  • NISMO R34 GT-R Z-tuneのスタイリング
  • 86GRMNのフロントシート
  • S209のフロントスタイル
  • 265/35R19サイズのタイヤを履くS209
  • S209のフェンダーエンブレム
  • S209に装着のGTウイング
  • フロントグリルのS209エンブレム
  • S209のフロントシート
  • MUGEN RRのABCペダル
  • S209のリヤシート
  • トランクに装着されたリヤストラットタワーバー
  • S209のコックピット(左ハンドル)
  • エンジンルームにもS209のプレートが奢られる
  • MUGEN RRのグリルエンブレム
  • MUGEN RRのフロントスタイル
  • 無限製エアロパーツを装着するMUGEN RR
  • 86GRMNの俯瞰リヤスタイル
  • MUGEN RRのリヤスタイル
  • MUGEN RRの大型リアスポイラー
  • ブレーキの冷却を促すS209のフェンダーダクト
  • 左右デュアルテールを採用した無限製スポーツマフラー
  • ショート化されたMUGEN RRのシフトノブ
  • シフトノブの前に貼られたMUGEN RR専用エンブレム
  • オーディオパネル上に3連メーターを配したMUGEN RR
  • MUGEN RRのコクピット
  • 北米仕様のEJ25型水平対向4気筒ターボを搭載するエンジン
  • MUGEN RRの専用メーターパネル
  • 公道走行もこなすNISMO R34 GT-R Z-tune
  • 240psまでチューニングされたK20Aエンジン
  • MUGEN RRの走り(リヤ)
  • MUGEN RRのフロントスタイル
  • 4台の最強ワークス系コンプリートカー

技術の結晶を惜しみなく投入した「最強ワークスコンプリートカー」たち

 トヨタのGR、日産のニスモといったSUPER GTなどのモータースポーツにも関わる自動車メーカー直系のスポーツ部門は、時折「保証も備えながらもチューニングカーのお手本となるような、自動車メーカーの総力を結集した」と感じる、最強クラスのコンプリートカーをリリースしてきた。そんな数々のワークスコンプリートカーから、誰もが認める最強モデルたちを紹介しよう。

元町工場で生産されたスペシャルな100台限定モデル

【トヨタ86GRMN(ZN6)】

 初代86の前期型終盤に、100台限定で設定されたスペシャルモデルの86GRMN。「ニュルブルクリンク24時間レースを走った86のロードカー版」というコンセプトで開発され、ハンドビルド(手組み)などにより自然吸気ながら219psに出力アップしたFA20エンジンが搭載された。標準モデルと桁違いのスポーティな走りの86GRMN またギヤ比の見直しやLSDを強化した駆動系、専用の車高調サスペンションやボディ補強が施され、さらにエアロパーツの装着やカーボンパネル採用による軽量化が成された。車両の生産は標準車とは異なりスバルの工場ではなく、レクサスLFAなどの生産も担ったトヨタの元町工場で行われた。219psを発生させる86GRMNのエンジン 走らせた印象は、絶対的な速さ以上に操作に対する正確性や安心感といった質の高さが素晴らしかった。648万円という価格は86としては高いと感じるが、内容を考えれば「安い!」と断言できるレベルに仕上がっていた。86GRMNのフロントシート

究極のBNR34といって間違いなし! 限定台数はわずか20台

【ニスモ R34GT-R Z-tune(BNR34)】

 S14シルビアの270RやR33スカイラインGT-Rの400Rといった過激なコンプリートカーをリリースしてきたニスモ。そのなかでも最強と断言できるのが、R34スカイラインGT-Rの生産終了後となる2005年に登場したNISMO R34GT-R Z-tune(以下、Z-tune)である。筑波を攻めるNISMO R34 GT-R Z-tune

 20台限定でリリースされたZ-tuneは、良質な中古のR34スカイラインGT-R Vスペックをベースに、2.6Lから2.8Lへと排気量を拡大。エンジン本体のチューニングを筆頭にタービンの変更に止まらず、冷却系などの耐久性、信頼性も向上させ、最高出力500psオーバーのエンジンが搭載された。500psオーバーのZ-tune conceptエンジン(spec.2)搭載

 それだけでなくザックス製の車高調サスペンションやドア開口部のスポット増しをはじめとしたボディ補強、ブレーキはローター径の拡大やフロント6ポット、リヤ4ポットキャリパーの採用で制動力を強化するなど、要所に妥協なく手が入れられた。NISMO R34 GT-R Z-tuneのリヤスタイル さらにシート表皮やドアトリムも専用品とされ、特別な1台を持つ歓びにも十分配慮されていた。

 つまりZ-tuneは「理想の第2世代スカイラインGT-R」と言える存在で、ベース車込みという内容を考えれば1774万5000円という当時の車両本体価格はリーズナブルと断言できる。このクルマを自分のものにできた人は幸せである。第2世代最強のBNR34のZ-tune

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