ほどよくスポーティなホンダ車が楽しい
ホンダNSXの生産終了のアナウンスとともに、最終限定モデルである「タイプS」が発表されました。スポーツモデルと言えば「タイプR」の名前を冠するイメージが強いですが、足まわりがハード過ぎて日常使用にはちょっと……という辛口なモデルも多いです。対するタイプSは言わば中辛といった感じで、気持ちよくワインディングを走れるモデルが多く存在します。今回はそんなホンダの歴代タイプSをピックアップして振り返っていきましょう。
NSXタイプS(初代)/事実上タイプRより辛口のZEROも
先代モデルとなる初代NSXにもタイプSはラインアップされていました。1997年のマイナーチェンジでホンダはNSXを3.
アコードタイプS/7、8代目に設定された
アコードタイプSは7代目と8代目モデルにラインアップされていました。7代目にラインアップされていたタイプSはモデルライフの末期に追加されました。同車種にラインアップされていたスポーツグレードEuro Rを思わせるエアロパーツと、17インチの扁平タイヤでルックスはスポーティに。
パワートレインはそれまでラインアップになかった200psを発生する2.4Lエンジンを搭載し、マニュアルモード付オートマチックであるSマチック(5速)との組み合わせで軽快な加速を実現。足まわりは欧州仕様の強化されたサスペンションが装備され、走りに関するすべての要素が中辛にチューニングされていました。
8代目にラインアップされていたタイプSはマイナーチェンジ時に登場。専用セッティングのサスペンションと大型化したブレーキ、専用のエアロパーツなどを装備。このタイプSはスポーティというより、上級グレードという位置づけでした。