大容量ラゲッジを誇るコンパクトモデルを紹介
国内のアウトドアシーンに相応しいクルマは、意外にも!? 走破性に優れるSUVなどより、アウトドアグッズをしっかりと余裕で積み込めるミニバン、またはミニバンの2列シートモデルが優れていることは、このAuto Messe Webで何度も説明してきた。
その好例が、スターキャンプなどを主催する三菱自動車のアウトランダーとデリカD:5の関係だ。基本部分が同じ2台ながら、キャンプの達人は迷うことなくアウトランダーではなく、デリカD:5を選んでいるケースが多い。理由はやはり、荷物の積載性の差なのである。
ホンダ・フリードスパイク
まずは中古車でしか買えない、お手ごろ価格で買える生産終了モデルとして、ホンダ・フリードスパイクを紹介したい。スパイクはモビリオスパイクの後継車であり、コンパクトミニバンのフリードの2列シートモデルとして2010年にデビュー。
フロアボードを上段にセットし、後席をフラットに格納すれば、その下が大容量の物入れになるベッドスぺースにアレンジできるのだから最高だ。アウトドア派、車中泊派にもピッタリの1台と断言できる。
ホンダ・モビリオ
では、フリードの前身となる、2001年に登場したホンダ・モビリオはどうだったのか? 初代フィットをベースにコンパクトミニバン化したモビリオは3列シートの7人乗りモデルだが、あくまで緊急席的な3列目席は畳んで使うのがフツーだった。
ホンダ・ストリームRST
コンパクトミニバンの2列シートに、走りのスポーティさを求めるなら、これまたホンダのストリームRSTがある(かなりレアなモデル)。
RSTは2009年6月のストリームのマイナーチェンジを機に登場した2列シートモデルで、開発はアメリカホンダにいたチーフエンジニアが担当した。スポーティなエクステリアと優れた加速性能、劇的に改善された乗り心地に加え、3列目席を取っ払ったことによる広大なラゲッジスペースを実現。
トヨタ・シエンタFUNBASE
ここまでホンダ車ばかりだったが、トヨタのコンパクトミニバンにも2列シートモデルがある。それが、2018年9月にシエンタへ新たに加わった2列シートモデルのFUNBASEである。