同じデザインで幅が違う国産旧車が存在した
同じモデル名が与えられているのに何故か3ナンバーと5ナンバーの車種がある。なんて疑問に感じたことありませんか? エンジンの排気量が異なる場合もありますが、全幅が違うという場合も結構あります。今回はそんな同じボディデザインなのに全幅が違うモデルたちをピックアップしてご紹介。
トヨタ・エスティマ(初代)
初代エスティマと基本的には同じボディデザインが与えられたルシーダとエミーナ。エスティマはアメリカ市場をターゲットにした大型ミニバンなだけあって、全幅は1800mmと当時としてはかなり大柄でした。
日産フェアレディZ(4代目)
同じデザインで幅はもちろん、全長やホイールベースなども異なっていたのが4代目フェアレディZ、通称Z32です。乗車定員が4人となる2by2と、2人の2シーターが同一車種に設定されていたため、両者でボディサイズが異なっていました。2by2の全長が4525mm、ホイールベースが2570mmだったのに対し、2シーターは全長4310mm、ホイールベース2450mmと同じデザインながら大幅に異なっています。
トヨタ・マーク2(6代目)
当時のハイソカーブームを牽引していたモデルの内のひとつである6代目マーク2。通称81系。発売当初は全車5ナンバーサイズだったため、全幅も1695mmでした。しかし、モデルライフ途中から上級グレードである3.0Lエンジンを搭載するグランデGは全幅が拡大され1710mmとなっていました。
三菱スタリオン
スタリオンは三菱が1982年から1990年まで販売していたスペシャリティクーペで、モータスポーツの世界でも活躍していました。当初は2.0Lおよび2.0Lターボエンジンを搭載するモデルで、5ナンバーサイズに収まる全幅1685mmというサイズでした。
トヨタ・スープラ(初代)
セリカXXの後継モデルであり、日本市場としては初代スープラとなるA70型。1986年の登場当初は全幅1690mmという日本市場に合わせた5ナンバーサイズでしたが、1987年には海外市場向けと同じブリスターフェンダーを備えた全幅1745mmのワイドボディを追加しています。