根っからの自動車業界人が愛する国産旧車
クルマ業界でその名を馳せる有名人は普段どんな愛車に乗っているのか? 今回紹介するのは日本を代表するホイールメーカー「RAYS」の執行役員であり、ホイールプロデューサーを務める加藤照幸氏。加藤氏が所有するのは、いわゆる「ハイソカー」の先駆けであるトヨタ初代ソアラとスバルのR2。一体何故この2台を所有するのか? 話を伺った。
初出:HIACE style vol.87付録(一部加筆)
「女子大生ホイホイ」と呼ばれた初代ソアラを往年の雰囲気をリスペストして仕上げる
「女子大生にモテたかったので購入しました(笑)」。そう、まさにこのクルマが発売された当時、ソアラの人気は爆発的。とくにマイナーチェンジ後のドアミラー仕様は絶対的で、2.0GT、2.8GTに乗っていたらまさにモテまくり状態。そんな一世を風靡したソアラのなんとも希少なMZ12型の最終モデルが、この3.0GTだ(1年間も販売されていない!?)。 過去GX41のマークIIに乗るなど旧車をこよなく愛する加藤氏だが、このソアラは当時の面影を再現するべく、インテリアはフル「renoma」仕様。 フロントシートに合わせてリヤシートは張替、ステアリング、ミラー、フロアマットに至るまで、完璧に当時のモテクルマにまとめあげている。元々程度は良かったが、前後バンパーをオリジナルカラーで仕上げ絶妙なチリ合わせを行いこのシルエットを作り上げている。