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【ル・マン24時間耐久レース2021】小林可夢偉組が暫定ポール獲得! トヨタ以外の日本人勢はハイパーポール進出ならず

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

  • 7号車の走り

  • 予選アタックの8号車
  • 7号車の走り

LM GTEに参戦の日本人はグリッド決定

 1周13.626kmのサルト・サーキットを舞台に8月18日(水)、公式練習が始まった。レースウィークのスケジュールは、18日に練習走行2回に予選セッション、19日に練習走行2回とハイパーポールとなる。基本的にこの2日間のスケジュールはほぼ同じだ。18日は14時から17時にフリープラクティス1、19時から1時間の予選、そして22時からフリープラクティス2となった(いずれも現地時間で、日本時間はこれに+7時間)。18日の予選を経て、各クラス上位6台が19日のハイパーポールに進むこととなる。

ル・マンのサーキット

TGRの間にアルピーヌが割って入る結果に

 このレースウイークを前に開催されたテストデー(15日)では、計9時間におよぶ2回のプラクティスセッションが用意された。ここでのトップタイムは、ハイパーカーのグリッケンハウス・レーシング(GLICKENHAUS RACING)の708号車が出した3分29秒115であった。

予選の風景

 そしてレースウイーク最初の走行日となる18日。朝からどんよりと曇り、テストデーと比べると肌寒くもあり、風はないものの最高気温も22度という過ごしやすい1日となった。午後2時から行われた練習走行では、3分29秒309のタイムでTOYOTA GAZOO Racingのハイパーカー「Toyota GR010 HYBRID」の7号車(M.コンウェイ/小林可夢偉/J-M.ロペス)がトップタイム。これに遅れることコンマ087秒差で同じGAZOOの8号車8号車(S.ブエミ/中嶋一貴/B.ハートレ)が付けた。だが、ここに割って入ったのが、同じくハイパーカークラスのAlpine Elf Matmutの36号車であった。8号車にコンマ001秒速い2番手でこのセッションを終えている。

予選アタックの8号車

 そして予選セッションは19時から1時間で行われた。ここでも、7号車が3分26秒279のタイムで暫定ポールを獲得。36号車がこれに続き、8号車は3番手タイムと上位3台は練習走行と同じ顔触れとなった。テストデーで好調だったハイパーカー・クラスのグリッケンハウスの2台のうち、708号車は4番手に沈んでいる。

アルピーヌの走り TOYOTA GAZOO Racingの2名を除き、そのほかの参戦日本人選手はハイパーポール進出にならずグリッドが確定した。

青木拓磨選手の走り

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