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クルマから降りたくなくなる! マニアも唸るかけ心地バツグンの絶品「純正シート」3選

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: ホンダ/Auto Messe Web

  • シートイメージ

  • FK8型シビックタイプRのスタイリング
  • FK8型シビックタイプRのシート
  • NDロードスターのシート
  • マツダロードスターND型のスタイリング
  • 50型トヨタプリウスのスタイリング
  • 4代目50型プリウスのシート

形状や材質にこだわったシートが増えてきた!

 クルマを選ぶ基準というのは数多くあるが、なかでもクルマ全体の評価を左右するほど重要な部分がシートではないだろうか? クルマに乗っている限り、つねに身体に触れる部分でもあり、ステアリングやペダルの操作にも影響する重要な部分である。

 とはいえ、純正で装着されるシートは大柄な人から小柄な人、若い人から年輩の人といった幅広い層のユーザーが想定されるため、非常に最適解が難しいもの。グローバルで展開する車種であれば、国によっても異なる体格も考慮しなければのだ。

 そんな純正シート、過去の日本車はコスト的にあまり純正シートに力を入れてこなかった感もあったが、近年ではいつまでも座っていたいと思えるシートを備えるモデルも増えてきた。そこで今回は筆者が実際に座って感じたデキがいい純正シートをピックアップしたい。

ホンダ・シビックタイプR(FK8)

 タイプRのシートというとレカロ社製のシートというイメージが強いかもしれないが、レカロブランドのものが装着されていたのは2代目モデルまで。それ以降はオリジナルのシートに置き換えられている。

 そんなタイプRはサーキットが本籍と言えるほど、ノーマル状態でも過激な味付けとなっている。もちろん、純正シートもそれに耐えうるホールド性を備えたものだ。

FK8型シビックタイプRのスタイリング

 とくにFK8型に採用されたシートは「Honda Rスペックシート」と名付けられており、乗員を点ではなく面で支える構造を採用。それだけでなく、4点ハーネスにも対応したベルトホールを備えている。さらに先代よりも10%ほど軽量化も実現しているなど、タイプRの冠にふさわしいものになっているのである。

FK8型シビックタイプRのシート

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