輸入車にも長く愛される魅力的なモデルがある!
日産スカイラインGT-R(R32、R33、R34)を筆頭に、ホンダNSX、インテグラタイプR、シビックタイプR、マツダRX-7(FD3S)、さらには最近ではトヨタ・スープラやMR2(SW20)、マツダ(ユーノス)・ロードスターまで、90年代の国産スポーツの中古車価格が軒並み高騰している。こうした流れは国産車だけではなく、輸入車にも何台か当てはまるので、そうした輸入車をピックアップしてみよう。
ポルシェ911
衰えない人気といえばなんといっても空冷時代のポルシェ911。1989年にカレラ4から登場した964シリーズは、いまでも中古車の平均価格は1150万円前後! 空冷最後のモデル、993の相場は1000万円を切っているが、それでも平均価格は990万円。
水冷化の最初のモデル、996だと360万円ぐらいが平均なので、空冷モデルの人気の高さが際立っていると言えるだろう。
BMW M3
1980年代に始まったグループAレースをターゲットに開発された、BMW M3シリーズも根強い人気を誇る一台。初代のE30は1986年のデビューし、2.3L直4エンジンは、200psを発生する。ワイドトレッド化のためのブリスターフェンダーや特徴的なリヤウイングを装着し、ドイツのツーリングカーレースであるDTMを2度も制している。日本でもグループAのディビジョン2クラスは、このBMW M3のワンメイク状態で大活躍した。
1993年にはE36のM3も登場。こちらは3L直6で286psにパワーアップ。セダンベースのハイパフォーマンスモデルとして評価が高い。中古車価格は330万円前後だ。