スバル・アウトバック&フォレスター L.L.Bean
もうひとつ、L.L.Beanも人気のブランドだが、日本車ではスバルが2004年のアウトバック、2005年にはフォレスターにそれぞれ設定された。アウトバックではロゴの型押し入りのアイボリーアルカンターラ/レザーシートなどを専用に装備。フォレスターも同様の専用シートをはじめ、プロテインレザードアトリム、L.L.Bean製専用バッグ&クーラーバッグなどが用意されていた。
VWゴルフGTIピレリ
そのほかに、こんなコラボモデルが! というところでは、2008年のVWの「ゴルフGTIピレリ」がある。装着タイヤがP-Zeroというのは当然として、ピレリの“P”をモチーフにしたアルミホイール(2代目GTIにもPパターンのホイールがあった)や、ロゴと何とタイヤのトレッドパターンをあしらったシートなど、これもゴルフGTIファン、かつピレリ・マニアが泣いて喜んだに違いないモデルだった。
トヨタWiLL/VS/CYPHA
それともうひとつ、コラボモデルとして外せないのが、2001年ごろにトヨタがアサヒビール、花王、松下電器(現パナソニック)、江崎グリコ、近畿日本ツーリストといった異業種とのコラボにより期間限定で立ち上げた「WiLL」も見逃せない。
トヨタではWiLL Vi、WiLL VS、WiLL CYPHAの3種の“クルマ”をリリース。G-BOOK初搭載のWiLL CYPHAも時代を先取りしたモデルだったが、筆者的にはカボチャの馬車をイメージしたというWiLL Viのホノボノとしたスタイルと走りとフカッ! としたベンチシートの座り心地にいたく感動した次第。 個人的に乗ってもいいと思ったほどだったが、期間限定ということで、お伽話か束の間の夢のようにその馬車はやがて消えてしまったけれど……。