それでも注意すべき点とは?
オリンピックのバブル方式でも、実際は一部の選手の選手村外無断外出など、多少のほころびがみられたようですが、バブル方式「車中泊キャンプ」も完璧ではありません。それは、どうしても外界との接触が必要になることがあるからです。いくつかの状況を考えてみましょう。
【買い物】
自営業や生産者でない限り、クルマ旅に必要なものはどこかで購入しないといけません。食材や消耗品などの購入は、できるだけいつもの自宅周辺で済ませた方が安全です。また、買いに出ないためにも、通販で用意できる食材は事前にポチっとしておきましょう。
【食事】
旅に出たら、現地ならではの食事が楽しみですが、できれば用意した食事を車内で食べるようにしましょう。なかには、クルマまで食事をデリバリーしてくれるお店もあります。走る家から出前を取るのも、なかなか面白いです。
【トイレ】
トイレが装備されているキャンピングカーでない限り、下半身がうずいたらSA/PAか道の駅などの公衆トイレを使うしかありません。生理現象は避けては通れないので、たかがトイレと思わずマスク着用の上、今は大概の施設で入り口にアルコール消毒もあるので、トイレ前のお清めのつもりで除菌に努めましょう。
【チェックイン・チェックアウト】
これは、RVパークや宿などでは、やはり避けては通れない作業です。お金の支払いもあるので、これもトイレ同様にマスク&除菌の完全防備で対処しましょう。なかには、RVパークsmartのように、無人チェックインの施設もあるので、そのようなパークを選んで利用するのもありかと思います。
【お風呂】
これもまた、シャワー装備のあるキャンピングカー以外では、とくに暑い季節は避けては通れません。ご婦人などは、一日一度どころか、朝夕に入浴したいという方もいます。入浴時はマスクも着用できませんから、その分、危険度も高くなりますので、黙浴に徹しましょう。
加齢臭が激しくなるおっさんも、入浴しないと車内で嫌がられます。なかには、シャワー設備があるRVパークもあるので、入浴客の多い温泉よりはそちらの方が安全かと思われます。
究極のバブル方式「車中泊キャンプ」は最高!
以上の点を注意さえすれば、やはりほかの交通手段・宿泊手段よりは安全なバブル方式車中泊キャンプと言えます。勿論、コロナ対策の基本である、マスク着用、手洗い慣行、アルコール除菌、NO密環境などを守れば、さらに安全度が増すと言えます。 一方で、外出そのものが怖いので、ぱあ~っと晴れわたった青空の下でも、家の中に巣篭りする方もいるかと思います。ですが、地底人ではあるまいし、人間は植物のように光合成はしないけど、気持ちの良い屋外に出て活動しないと、心身ともに宜しくありません。こんな厳しい状況ですが、そのなかで取れる最善策として、究極のバブル方式「車中泊キャンプ」を検討されては如何でしょうか!