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「ラゲッジ2段活用」に「屋根裏ポップアップルーフ」! 今、「一見普通」のキャンピングカーがキテる

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TEXT: 平塚直樹(HIRATSUKA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

8ナンバー登録車も「ポップアップルーフ」が人気

 また、ハイエースなどのワンボックスがベースのモデルでは、車検が2年毎になるなど維持費の面で有利な8ナンバー登録のキャンピングカーもある。8ナンバーのキャンピングカー登録車に必要な構造要件には、「キッチンの設置と、使用する際にキッチン前の天井高が床から1600mm以上必要」という項目がある。そのため、一般的な8ナンバーのキャンピングカーは外装の架装により全高を上げる。

 だが、ポップアップルーフ仕様であれば、ルーフを上げたときにもっとも高くなる場所の真下にキッチンを設置することで、要件をクリアできる。つまり、停止時にキッチンを使ったり、就寝するためにルーフを跳ね上げたとき以外は、前述の通り、ほぼノーマルの車高で使えるため、普段の使い勝手もいいのだ。ポップアップ仕様ミニバン「外観をあまり変えない」キャンピングカーは、ほかにも本格的モデルより安価で購入できる点も、とくにキャンプ初心者などにとってはメリットだ。まずは、エントリーモデルとして試しに購入してみて、より本格仕様が欲しくなれば買い換えるといったことができる。気軽にキャンプや車中泊が楽しめ、リーズナブルなことが、若い世代からファミリー層、高齢のユーザーまで、幅広い層に支持を受けている要因だといえるだろう。

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