万が一の際に備えて常備しておきたいアイテム
ニュースで時おり目にする車両火災。自分とは無縁の事故と思っている人も多いが、実際に愛車が炎をあげてからじゃあとの祭りだ。とくにサーキット走行を楽しみユーザーは、ほかのドライバーに迷惑をかけないためにも、車載用の消火器を常備することをオススメする。
周囲の車両や施設にまで延焼させないために
エンジンがブローしてオイルが漏れ、最初に芝生が焼けて車両まで延焼。クラッシュで燃料タンクが破損して炎上、バッテリーがショートしての発火。サーキットで起きる車両火災の原因はさまざまだ。自分がそんな事態に見舞われたらどうしよう。大半の人はクルマを降りて安全な場所に退避し、大切な愛車が燃え上がる様子をただ眺めるだけ。
大半のサーキットはピットやコース内に消火器を備えているが、残念ながら車両火災は発生する場所を選んでくれるワケがないし、オフィシャルが即座に到着し消化活動を始めるとも限らない。そんなとき被害を最小限に食い止めてくれる強い味方が、レーシングカーでお馴染みの車載用『消火器』なのだ。
出火してまだ間もなく燃え広がる前段階の対処、いわゆる初期消火は車両火災に限らず非常に大切。一部だけが焼けた状態なら修復できる可能性は高いし、ドライバーが火傷したり施設に被害を与える心配も減る。また、消火器が助けてくれるのは自分だけじゃない。ほかの誰かのクルマが火災に見舞われたとき、彼らの身体や生命を守ることにも役立つ。