レース前の降雨で波乱のスタート
世界三大レースのひとつといわれる、ル・マン24時間レースが8月21日(土)~22日(日)にフランス、ル・マン市のサルト・サーキットで開催された。通常の6月の開催から8月に移行しての開催になったこの伝統の一戦。今シーズンからWEC(世界耐久選手権)で採用された新しいレギュレーションに合わせて登場したハイパーカー(LMH)がこのル・マン24時間でも初登場し、その記念すべき年となった。
TOYOTA GAZOO Racingがフロントロウを独占
予選から速さを見せつけたのがこのハイパーカークラスに出場しているTOYOTA GAZOO RacingのGR010 HYBRID。ポールポジションの7号車(M.コンウェイ/小林可夢偉/J-M.ロペス)、2番グリッドの8号車(S.ブエミ/中嶋一貴/B.ハートレ)と、2台ともが好調でトヨタがフロントロウを独占した。
レースは21日午後4時のスタートだったが、その前に行われたオープニングセレモニー中の降雨によって、路面が完全にウエットになったものの、スタート直前には雨が止むという、まさかの展開からスタート。フォーメーションラップが開始されると各車両が水煙を大きく上げながら走行を開始することとなった。