スタート直後にクラッシュが発生するも7号車は順調にレースをリード
3周のフォーメーションラップの後、難しいコンディションからレースはスタートが切られた。だがその直後、そのフロントロウからスタートした8号車は、4番グリッドからスタートしたグリッケンハウス・レーシング(GLICKENHAUS RACING)の708号車に追突されてしまう。一方の7号車は順調にレースをリードしていく。
最後尾からの追い上げを課せられた8号車は、その後も他車との接触やパンクなど不運が見舞うこととなってしまう。
トップを行く7号車にもトラブルは発生するもののトップを譲ることなくレースは進行していき、再び2番手に浮上してきた8号車とともにレースを進めていく。そして最後の3周はランデブー走行で周回を重ね、現地時間午後4時、GR010 HYBRID は2台同時にチェッカーを受けた。
7号車の周回数は371周であり、8号車は369周であったトヨタはこれで2018年の初優勝から4連覇を達成した。
今回のル・マン24時間レースには、他にも4名の日本人ドライバーが参戦をした。イノベーティブカー・クラスに参戦したAssociation SRT41のハンドドライブ式のオレカ07ギブソン84号車(青木拓磨/N.ベイリー/M.ライエ)は、334周を走り切り総合32位でフィニッシュ。
これに続いたのは333周を走り切ったD’Station Racingの777号車(星野 敏/藤井誠暢/A.ワトソン)のアストンマーティンVantage AMR(総合33位/LM GTE Amクラス6位)。
カーガイのカラーリングを纏うKessel Racing57号車フェラーリ488 GTE Evo(木村武史/S.アンドリュース/M.イエンセン)は128周(9時間46分)、エンジントラブルでリタイアとなっている。