車中泊でも「フラット寝床」を心がけよう
仮眠ではなく車中泊を行うときは、できるだけフラットな寝床を作るようにしましょう。そしてできれば足が心臓よりも高くなるようにすると、より予防効果が上がります。 エコノミークラス症候群を防止するためのグッズとして「弾性ソックス」というものがあります。入院経験のある方は知っているかも知れませんが、運動不足によるふくらはぎのむくみを防止するために履くものです。締め付け感は強くなりますが、装着することでエコノミークラス症候群の予防ができます。弾性ソックスは正しい締め付け圧を得られるものを選ぶ必要があるので、医療機関などに相談して購入することをおすすめします。 エコノミークラス症候群は健康な方も発症するものですが、リスクを高くする既往症というものがあります。以下の既往症や条件に当てはまる方はより一層の注意が必要です。
・糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病を持っている人
・肥満気味の人
・下肢静脈瘤を持っている人
・下肢の手術を受けたことのある人
・骨折等の怪我をしている人
・がんを患っている人
・過去に深部静脈血栓症・心筋梗塞・脳梗塞などを起こしたことのある人
・経口避妊薬を内服している人
・妊娠中または出産直後の人