素材や細部の処理で車内をプレミアムな空間へと誘う
次は室内を見ていきたい。シートに座ってみると、クッション性の良さに驚いた。スペーシアのシートをもとに開発しているそうで、ホールド感も申し分なし。前方視界も良好だが、これはAピラーを細く設計し、ワイパーの停止位置を下げているため。
メーターは大きな単眼タイプで見やすく、車両情報を表示するマルチインフォメーションメーターも装備しているためわかりやすい。
収納に関しても初代ワゴンRから続く伝統の助手席シートアンダーボックス、スマートフォンがスポッと収まるインパネセンターポケットなど非常に豊富だ。運転席の背面にもスマートフォンサイズのポケットと、ドリンクホルダー付きのパーソナルテーブルを装備し、後部座席に座る人への配慮も忘れない。
機能に関しては誰もが満足する内容だが、ワゴンRスマイルは外装と同じく室内の上質感も追求したのがこだわり。インテリアパネルなどを縁取るアクセントカラーは、軽自動車ではあまり使われないカッパーを採用した。赤味が強すぎるとかわいい感じが出てしまうため、温かみを感じる絶妙な色合いを選んだとのこと。シート表皮もカッパーの糸を織り込んで統一感を持たせている。
天井にはひし形のモチーフを取り入れ、インパネとドアトリムは張り替え風の疑似ステッチを採用。高級感の演出に余念がない。
4つのコーディネートと豊富なオプションで個性を主張
前述の通り、ワゴンRスマイルはカラーバリエーションが非常に豊富だ。さらに、この多彩な色合いを生かした4つのコーディネートプランを用意しているので、最後に紹介したい。
いつの時代も普遍的な価値を持つ、トラディショナルな世界観を表現したブリティッシュスタイル。華やかさと大人っぽさを両立したエレガントスタイル。カジュアルでビーチが似合うカリフォルニアスタイル。そしてシンプルかつ上品な雰囲気を強調したモダンスタイル。
それぞれのスタイルに合ったボディ&インテリアカラーを提案することで、クルマにこだわりを持ち、自分らしさを主張したいユーザーにアピールする。また各スタイルに相応しいディーラーオプションパーツも数多く設定しているから、よりオリジナリティのある1台が手に入る。ほかにはない、理想の「スマイル」に仕上げてみてはいかがだろうか。