3色全部集めたくなる出来映え!
ラジコンからミニカーまで幅広い車種を展開する模型メーカーの京商。同社のオリジナルブランドから「1/18スケール フィアット131アバルトラリー」の競技モデルと市販モデルの3台が8月28日に発売された。
1974年に登場したフィアットのミドルセダン「131ミラフィオーリ」をベースに、アバルトがラリーマシンとして開発していったのがアバルトだった。当時のWRC(世界ラリー選手権)グループ4車両規定をクリアするために400台が生産された。 シャーシこそフィアットだが、エンジンはアバルト、スクエアなボディデザインはベルトーネが担当していた。極太タイヤを収めるためのオーバーフェンダーは、フロントスポイラーと一体化。リヤのダックテール型トランクリッドは、エアロダイナミクスも突き詰められている。
1978年 1000湖ラリー仕様
実車の話はこのあたりにして、京商から発売される3台を紹介しよう。1978年の1000湖ラリーで出場したゼッケン3番、マルク・アレン/イルカ・キビマキ組が1位フィニッシュをしたマシンを再現。アリタリアカラーにトマトのゼッケンサークルが特徴的だ。 ミニカーは開閉機構を持ち合わせており、ドアを開けるとスパルタンな内装が出迎えてくれる。アバルト製の2本スポークステアリングの先にある直線基調のインパネには、メータークラスターが並ぶ。アバルト製レブカウンターのほかに燃圧計、油圧計、水温計が備わる。 助手席の前方にはトリップ計やヒューズなどが配置されている。リヤシートは軽量化のために取り外されヘルメットホルダーと消化器が置かれている。ボディ剛性を確保するためのロールケージも張り巡らされている。
1981年 コスタスメラルダラリー仕様
フィアットのワークスカラーを纏う、もう1台は1981年のコスタスメラルダラリーで優勝しているゼッケン1番のマルク・アレン/イルカ・キビマキ組のマシン。4灯のヘッドライトは片目潰しがされており、フォグランプにもカバーが装着されている。
整備性を向上させるために、ボンネットは前ヒンジを採用。エンジンフードをオープンするとアバルトのヘッドカバーと三角形の補強バーが目に飛び込む。また、エキゾーストマニホールドやプラグコードも再現されている。詳しくは自身の目で確認をしてほしい。
ワークス風ストラダーレ仕様
最後に紹介するのは、イエローを纏うワークス風に仕立てあげられたストラダーレ(市販モデル)仕様だ。フロントフェンダーの上に装着される角形ウインカーや、サイドにあるベルトーネのエンブレムこそストラダーレと同じだが、窓に装着されるミラーをはじめインパネ、トランクにある安全タンクなどはワークスマシンそのものだ。
なお前述の2台はクロモドラ(CD68 )を装着しているが、こちらのモデルには深リムタイプのアバルト・クロモドラホイールがおごられているのもポイントだ。
気になる価格は開閉機構が付いて、競技車両が2万4200円(税込)、ワークス風の市販車が2万2000円(税抜)となっている。全国の模型店やインターネットで購入をすることが可能だ。
【詳しくはこちら】
◆1/18スケール ダイキャストモデル フィアット131 ラリー 1978 1000湖 No.3
https://dc.kyosho.com/ja/ks08376e.html
◆1/18スケール ダイキャストモデル フィアット131 ラリー 1981 コスタスメラルダ No.1
https://dc.kyosho.com/ja/ks08376d.html
◆1/18スケール ダイキャストモデル フィアット131 アバルト
https://dc.kyosho.com/ja/ks08376y.html
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