女性向けに訴求するにはあまりにもデザインが「ふつう」過ぎた
【スバル・インプレッサ リトナ/1995年発売】
1990年代はクーペモデルがけっこうあった時代だ。インプレッサにもあって、輸出仕様の2ドアを国内向けに販売したのがこちら。あまり売れず、その後に出たWRX STiのベースに使われたという噂もあったほど。ちなみにリトナ自体は女性向けのイメージをアピールしていた。
運転席側はヒンジドア、助手席側はスライドドアを採用した兄弟車
【トヨタ・ポルテ&スペイド/2012年発売】
なんか小さいミニバンみたいなのがあったよね、というほどのイメージの薄さ。2020年9月に販売終了したので最近のことだが、車名については出てこず。ポルテとスペイドの差もよくわからず。
オペルブランドの兄弟車もあって余計に車名が浸透せず
【スバル・トラヴィック/2001年発売】
2001年にGMグループの関係でスバルでも販売したオペルの3列シートミニバン。できはよかったが、イメージが薄く、スバルでそういうクルマがあったというところだけが記憶に残っていたりする。ちなみにオペル版はザフィーラで、こちらも1999年から日本で売っていたから、非常に紛らわしかった。
正直、その存在すら知らない人も多いのでは……
【三菱ピスタチオ/1999年発売】
軽のトールワゴンとして登場したものの、泣かず飛ばず。かわいい車名だけ覚えている人も多いのではなかろうか。ちなみに三菱車で一番売れなかったモデルとされる。
北米ではアキュラブランドから発売の高級SUV
【ホンダMDX/2001年発売】
北米では2001年から販売されていて、途中から日本にも輸入されて販売していた、ビッグな3列仕様SUV。CR-Vより大きなSUVがあったよね、という記憶があるが、忘却のギリギリのラインにある気もする。
そのほか、番外的に言うと、マツダの5チャンネル政策で出てきた大量の兄弟車たちは形と車名がほぼ一致しないということに。イメージと車名があってこそ、販売は伸びるというのはやはり大切ということを知らしめてくれた。