WRCシリーズ後半、ヒュンダイが日本に乗り込んでくる
WRCのマニュファクチャラーズ部門を昨年2連覇のヒュンダイ。2018年にトヨタはマニュファクチャラーズ部門でタイトルを得たが、ここ2年はドライバーズ部門でのチャンピオンに輝いていた訳で、奪回なるかというシーズンなのだ。
これほどの実績であるのに、ヒュンダイはここ10年ほど日本市場に一般向けクルマを投入していないこともあり、日本ではあまり馴染みのないブランドになっている。だが世界に目を向ければヒュンダイのブランド展開模様には勢いがある。ベース車両のi20はBセグメントで売れているし、スポーティバージョンのNまで投入している。 WRCの現場でも、競技専用のi20クーペWRCはもちろんのこと、チームが使用するロードゴーイングカーもラッピングの効果もあって注目度が高い。おまけにサービスパークにも1Fにサービスエリア、2Fにホスピタリティエリアを設けた巨大なビルディングタイプのユニットを投入していることから、ヨーロッパでのブランディングの高さも窺える。 11月に開催されるラリージャパンはヨーロッパ外イベントとなることから、サービスユニットは遠征用の簡易パッケージになるはずだが、日本初上陸となるだけにトヨタ最大のライバルとしてヒュンダイ・ワールドラリー チームに注目したい。 市場勝負でもまたヒュンダイは再上陸、うかうかしてはいられないかもしれない。