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実は走りも相当イケイケだった! 元祖デートカー「プレリュード」の魅力

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人/本田技研工業

ヘッドカバーがボンネットを開ける楽しみを与えてくれた

 走りは言葉で表現すると“爽快”なものだった。最初に搭載されたのは1.8LのCVCC水冷直列4気筒、いわゆるCVデュアルキャブ12バルブ。125ps(AT車は120ps)/15.6kg−mの性能を発揮した。2代目ホンダ・プレリュードのエンジン

 触れるのが遅くなったが4輪アンチロックブレーキ(当時のホンダは“4wA.L.B”と呼んでいた)の設定は、日本の市販車では初めてのことだった。2代目ホンダ・プレリュードの4輪アンチロックブレーキシステム さらに1985年6月には、2Lの4バルブDOHC(B20A型、160ps/19.0kg−m)を搭載したスポーティグレード“Si”が追加設定された。

 当時のF1エンジンを思わすヘッドカバーがボンネットを開ける楽しみを与えてくれたが、デュアルCPUエンジン電子制御システム、PGM-FI、PGM-IGなどの技術や、ニューダイキャスト鋳造法で軽量コンパクトなクローズドデッキ構造のアルミシリンダーブロックとするなど、マニアも唸らすグレードに仕上げられていた。2代目ホンダ・プレリュードのカタログ

 このSiは、3代目プレリュードにも通じる、よりスッキリとした専用の外観も特徴とした。2代目ホンダ・プレリュードのカタログ

デートカーのイメージリーダー的な存在だった

 いずれまた別の世代のプレリュードを取り上げる機会があるかどうかわからないが、プレリュードというと、やはり真っ先に思い浮かぶのが絶大な人気を誇ったこの2代目と、それを受けて進化した、4WSを設定した次の3代目あたりだろう(個人的には初代が外誌でVW初代シロッコと比較テストされ評価されていたのも印象深い)。

 デートカーというと、いい歳の筆者にはもう文字をタイプしてMacの画面上で変換しただけでもコソバユイけれど、一時代の、そういう用途のイメージリーダーだったのがこのクルマだった。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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