失敗その4:釣りキャンプで犯した妻の大罪
(魚紳の嫁さん談)
数年前の話ですが、釣り好きの主人のすすめもあり私もルアーフィッシングを始めることになりました。それまでのキャンプとは違い深夜にクルマを走らせ、日の出と共に釣りを楽しんでからキャンプ場に向かうことが恒例に。そんな釣りキャンプを楽しんでいた春の出来事です。
大きなブラックバスが釣れて大満足の主人と釣り道具を片づけ、キャンプ場へと向かおうとしたそのとき、私が後部座席の窓を閉めようとスイッチを押すと聞いたことのない音が響き渡りました。後ろを振り返ると閉まった窓が主人の釣り竿を挟みこみ、竿の先が見事に折れているではありませんか……。
主人の顔は真っ青。何度も謝りましたが、その後のキャンプでは口を聞いてもらえませんでした。私は「そんなに怒るのなら、しっかり固定しておけよ!」と思いましたが、口には出さずにそっと胸に収めておきました。
失敗その5:秋のキノコ狩りで経験した異臭事件の原因とは
(きのこの山は大好きさん談)
キノコ狩りに出かけたときのことです。キノコを使った秋の味覚を楽しもうと仲間たちを誘ってキャンプに出掛け、奥深い林の中でキノコ狩りを十分に楽しみました。収穫したキノコをプロの方に選別をしてもらい、意気揚々とクルマに乗り込んでキャンプ場へと向かったのですが、数分後に同乗者たちがザワつき始めたのです。
友人が「ねぇ、何か臭くない?」と言い出し、窓を全開にしたのですが、謎の異臭は増すばかり。違う友人が「キノコが臭いのかな」とクルマを止めて確認しても臭いはしません。クルマを再び発進させた数分後、車内の温度が上がって来ると悪臭は強烈さを増し、耐えられないレベルに達したのです。限界を迎えた私たちはクルマを止め悪臭の原因を探しました。
その結果、後部座席に座る友人が林の中で「う●こ」を踏んでいたらしく、その原因を突き止めた瞬間……全員大爆笑。「う●こ」が付いた靴とカーマットをビニール袋に密閉し、窓を全開にしたままキャンプ場に無事到着。今でも友人たちが集まると笑い話として語り継がれててるエピソードですが、キャンプから帰ってすぐ愛車のマットを買い直したこととキノコが苦手になったことは秘密です。
失敗その6:オートキャンプで味わったトンデモなハプニング
(バツとテリーさん談)
数年前、キャンプ道具の充実を図るためにポータブル冷蔵庫を購入しました。シガーソケットから電源が取れることもあり、オートキャンプでは夏は冷たく冬は暖かい飲み物が楽しめるので重宝しています。
そんなポータブル冷蔵庫にまつわるエピソードですが、購入したその年、ポータブル電源を稼働させたまま一晩を過ごしてしまいオートキャンプ場でクルマのバッテリーを使い果たしてしまったことがあります。お隣のキャンパーさんにお願いしレスキューをお願いしたのですが、サイトにクルマを頭から止めていたこともありブースターケーブルが届かず(バッテリーがエンジンルームにあるため)。クルマの脇に張ったテントとタープを撤収して、救助してもらったのです。
その後、再びテントとタープを張り直すことになり、バッテリー上がりの恐ろしさを痛感させられました。今ではオートキャンプだけでなく、ショッピングモールなどの駐車場でも荷物の出し入れが不便でもバックで駐車しています(笑)。
失敗その7:ガソリンスタンドまで……残り200mの悲劇
(孤高の四駆乗りさん)
少し前、山梨県のキャンプ場で過ごした帰り道のことです。自宅のある千葉県から目的地までは余裕で走れると思い給油をせずに出かけたのですが、キャンプ場へと向かう道に迷ってしまい細い山道を行ったり来たりと大迷走。何とか無事に目的地に到着することができ2泊3日のキャンプを楽しみました。
3日目、家族を乗せて帰途に着いたのですが、キャンプ場を出た瞬間に燃料計のランプが点灯。近所のガソリンスタンドで給油すれば大丈夫と高を括っていたのですが、田舎道にある給油所はどこもお休み(汗)。結局、高速道路の入り口近くまでガソリンスタンドは見つかりませんでした。
何とかガソリンスタンドの看板を見つけて安心したその瞬間、急にエンジンがストップ。2016年のル・マン24時間レースでトップを走っていた中嶋一貴選手が、ゴール寸前で叫んだ「ノーパワー!」の言葉が私の頭の中でリフレインしました。ガソリンスタンドまで残り200m。家族をクルマに残し、トボトボとガソリンスタンドまで歩いて救助を要請しました。
携行缶を借りてエンジンを掛け、ガソリンスタンドで満タンに給油して帰ってきたのですが、家族からは大ブーイングの嵐だったことは言うまでもありません。今でも父親の面目はエンプティ状態が続いています。あと200m……。皆さんもキャンプの時はガス欠にご注意ください。
※写真はすべてイメージです。