サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

「恋も二度目なら……」レーシングドライバーがコツコツ仕上げた極上の「S30フェアレディZ」

自動車業界人こだわりの愛機を紹介

 自動車業界で活躍する「カーガイ」は、普段どんな愛車に乗っているのだろうか? 今回紹介するのはレーシングドライバーであり、ミュージシャンでもある吉本大樹氏。一度は手放したフェアレディZを再度手に入れたというのだが、一体どうして?

初出:HIACE style vol.87付録(一部加筆)

「いつかはもう一度」と恋焦がれて再会したS30Z

 スーパーGTのGT300クラスに「LMcorsa」から参戦するレーシングドライバー・吉本氏。自分でやれるものは自分でコツコツ仕上げていったという愛車は、S30型フェアレディZ。

 以前、英国仕様の260Z(2by2)を購入したのが旧車生活のきっかけだが、その車両は海外からの帰国時泣く泣く手放すことに。そのときの思いが強く、いつかはもう一度と思っていたときに出会ったのがこのクルマだ。

 コンディションも最高で即決した車両だが、本来はGノーズ車両であった。だがショートノーズが好きだということと、スターロードのギミックが大好きで、このスタイルに変更したばかり。鈴鹿や岡山国際などのサーキットに乗っていくなど、普段使いができる仕様に仕上げられたクルマだ。

多忙でもクルマをカスタムする時間は惜しまない

 ロングノーズ&ショートデッキのシルエットは、今でも最高のデザインだ。この後方からみた姿に惚れるオーナーも少なくない。

 元々Gノーズだったものをショートへ変更。スタイリングの良さが第一なのだが、エンジンルーム内の熱対策としてもこちらがベストだということだ。

 スターロード製のカーボン・オーバーフェンダーに合わせてボンネットもカーボン製を装着。フェンダーとのコーディネイトだ。

 オーバーフェンダー内に収まるのは、GROWSTARのブロンズカット/ブロンズリム。この渋い配色がホワイドボディによく似合う。

 エンジンは2.8Lをベースにハイカムを組み込み、ソレックスキャブ&スターロード製エキゾーストマニホールドを装着することで吸排気効率をアップ。

 シートはブリッドのSTRADIAIIを装備。3連メーターはDefiのデジタル。

 シフトノブは本物のビリヤード用の玉を取り付けている。

 レーシングドライバーであり、ミュージシャンでもある吉本氏。忙しい日々のなか、クルマをカスタムする時間は惜しまない。真のクルマ好きだ。

 

SPECIFICATION
●車名:フェアレディZ
●年式:1976年
●購入年:2014年
●エクステリア:STAR ROAD・フロントスポイラー/STAR ROAD・オーバーフェンダー/
STAR ROAD・フロントグリル/ダックテール
●インテリア:BRIDE STRADIAII/チルトステアリング/Defi・メーター/リモコンドアロック/MOMO・ステアリング/ワークスベル・ラフィックスGTC
●機能パーツ:STAR ROAD・フルタップ車高調整式ショックアブソーバー/2.8リッター/ハイカム/ソレックス44φ/STAR ROAD・エキゾーストマニホールド&マフラー/エンドレス・キャリパー&ローター/オグラクラッチ・シングルクラッチ/3.7ファイナル/電動ウォーターポンプ化/リアスタビライザー
●タイヤ&ホイール:GROW STAR・ブロンズカットブロンズリム(15インチ)/ブリヂストン・ポテンザ(F195/55、R225/50)

モバイルバージョンを終了