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HREスープラがトップ10フィニッシュ!「2021 NASCARエクスフィニティシリーズ」にスポット参戦

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

  • 61号車のHREスープラ

  • ミニガン・インターナショナル・レースウェイを駆け抜ける61号車のスープラ
  • HREスープラの走り
  • ピット戦略も成功させたHREスープラ
  • スポット参戦のウォレス選手が駆る61号車
  • カップカー・ドライバーの経験値が代われ起用のウォレス選手
  • 61号車のHREスープラ
  • クラッシュに巻き込まれるも10位フィニッシュした61号車

ピット戦略で上位争いに加わるも、 多重クラッシュに巻き込まれ後退

 アメリカでもっとも高い人気を誇るモータースポーツ「NASCAR(ナスカー)」の3大カテゴリー、「カップ」、「Xfinity(エクスフィニティ)」、「Camping World Truck(トラック)」のトラックシリーズに長年参戦している「HATTORI RACING ENTERPRISES(HRE)」がさらなる上位カテゴリーへの挑戦としてスタートさせているエクスフィニティへのスポット参戦。8月21日に開催されたミシガン戦でも「#61 AISIN TOYOTA GR SUPRA」でスポット参戦を果たしている。

エクスフィニティシリーズ第22戦にはウォレス選手を起用

 このエクスフィニティシリーズ第22戦は、デトロイト近郊のミシガン・インターナショナル・スピードウェイでの開催となる「New Holland 250」。ミシガンのコースは1周2マイルのオーバルコースで、ホームストレート部分は12度、バックストレートは5度、コーナーは18度とバンク角が深く、コース幅が広くどのラインでもスピードを維持でき、ライン取りの自由度が高いことが特徴である。

 HREは、その前日に予定されていたトラックシリーズとのダブルエントリーをしていたのだが同一サーキットではなく、そちらはイリノイ州のワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイで開催されていた。そのため、エクスフィニティにはHREレギュラードライバーのオースティン・ヒル選手ではなく、カップカー・ドライバーのババ・ウォレス選手を起用した。

3ステージの決勝レースは36番グリッドからスタート

 今回は、練習走行や予選セッションのない決勝レースだけを行うレースフォーマット。決勝グリッドは前戦のレース結果からの抽選により61号車は36番グリッドからのスタートとなった。

 東部時間8月21日(土)の午後3時30分からスタートしたレースは3ステージ制で、第1ステージ30周、第2ステージ30周、そして65周の第3ステージからなる125周(250マイル)で争われるレースとなる。HREの61号車はオープニングラップで28番手までジャンプアップ。さらに周回ごとに着実に前車を攻略していき23番手まで上げる。ここでチームはピット戦略を変更し、第1ステージ終了前のイエローコーション時にウォレス選手にピットインを指示。給油と4本のタイヤ交換、セッティング変更を施してコースに戻し27位で第1ステージのチェッカーを受ける。

 このステージブレイクでコースに留まり、チームの戦略が功を奏し第2ステージは8番手からスタート。このスタートでもターン1の進入で2台をパス、6番手でアウト側からターン2に差し掛かるが、5番手のマシンがハーフスピンから他車に接触、8台を巻き込む大クラッシュが発生する。

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