1度は試したい手軽な小ワザ
ドレスアップの定番といえばホイール。しかし定番中の定番だけに他人と被る可能性は高いし、長く使い続けていれば飽きてしまうこともあるだろう。そんなときに試したい手軽な小ワザ、探してみると意外に色々あるのだ。
ホイールナット
まずはお約束のホイールナット。純正の袋ナットはデザインも色もオーソドックスすぎるし、ホイールのデザインによっては使えないケースがある。社外のホイールと同時に交換する人が多いのではないだろうか。
ホイールナットを選ぶときに、誰もが気にするのはカラーと素材。とはいえ色はホイールやボディとのバランスや、極論をいえば好みで選んでまったく問題はない。注意したいのは材質だ。巷でよく見かける軽量を謳うホイールナットの多くは、アルミのひとつであるジュラルミンだ。
軽さだけじゃなく加工のしやすさもメリットで、ドレスアップに向いた緻密なデザインの製品も多い。ただし熱で緩みやすいことが最大の難点なので、サーキットを走るようなクルマにはNGだし、街乗りでも定期的な増し締めは必須と考えよう。
価格こそジュラルミンより高くなるが、クロモリなら軽量で熱による影響も受けにくいので、不安なく乗りたいならそちらを選ぶべし。色のコーディネイトもアイディアしだいで、ホイールやボルトの1本ごとに変えるのもアリ。
リムガード
本命である「チョイ足し」の代表格は、ホイールのリムに貼るステッカーやモールだ。ステッカーはあらためて説明するまでもないが、ロゴなどのワンポイントからリム全周に貼り付けるタイプまで、さまざまなタイプが存在しオリジナルを作ってくれる業者もある。
リーズナブルでDIYもカンタンなので、飽きたらすぐ交換できるのも魅力だろう。それに加えてガリ傷を防ぐ効果まであるのが、リムモールもしくはリムガードと呼ばれるアイテム。名前のとおりリムに装着するプロテクター的な役割で、カラーバリエーションの豊富さはドレスアップに最適だ。
材質はシリコンなどでステッカーよりも傷が付きにくいし、すでに付いてしまった傷を見えなくする手段としても使える。エアが漏れたり振動が出るほどの歪みならともかく、走行に支障のない傷ならリムモールを使えば、ドレスアップにも役立って一石二鳥なのだ。
エアバルブキャップ
もっと細かいパーツでいえばエアバルブのキャップ。純正の味気も色気も皆無な黒いゴム製から、カラフルなアルミ製に変えれば十分なアクセントになる。エアバルブ本体ごと社外品に交換する方法もあるが、値段だけで選ぶと精度が悪くエア漏れしたり、重大なトラブルを招きかねないので十分に注意するべし。
低予算でホイールを『味変』させる上記のメニュー、定番のカスタムに満足できない人やイメチェンを計画している人は試してみよう。