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ステイホーム中に愛車をしっかりメンテ! 夏の終わりの「洗車術」4つのポイント

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部/SOFT99 corporation

季節ごとの洗車メンテナンスは大切

 洗車というのは定期的にやったり、汚れが目立ってきたら行うというのが一般的だろう。なかには汚れてもいないのに、とにかく洗車するのが好きという方もいるが、さすがに令和の世の中ともなると少数派ではないだろうか。

 また、季節ごとの区切りというのクルマにとって重要で、今なら夏がひとつの区切りとしてある。昨今はレジャーで遠出というのもなかなか難しいが、蜜を避けられるのはクルマのいいところで、ドライブに出かけたりした人も多いのではないだろうか。もちろん用事のために外出したこともあっただろう。海辺ドライビング 夏ともなると海沿いを走ることも多く、海水を直接浴びなくても、潮風に当たるだけでもクルマにはよろしくない。また、夜に高速を走れば虫の死骸がフロントまわりに付く季節でもある。ということで今回は、夏の終りにひと区切り。秋に向けての初期化的洗車ポイントを紹介しよう。

とにかくボディ全体を洗う

 シャンプーがけを今一度しっかりとして、塩分も含めた不純物を洗い流す。事前にコーティングをかけておけば塗装そのものへダメージが及ぶのを避けられるし、汚れを落とすのも楽になるのでオススメだ。ボディ洗車 ただし、ボディを洗えばおしまいではないのが、夏の終りの洗車。汚れが入り込みやすいボディパネルの合わせ目などにも、泡や水を流し込むようにして洗っておく。もちろんボンネットやドア、細かいところでは給油口など、開けられるところはすべて開けてから流してやろう。パネル合わせ目洗車 さらにザッとでいいので行いたいのが、下まわりの洗浄。洗浄というとなにやら大げさに聞こえるが、ホースをできる限り下まわりに入れて、水をかけてやるだけでも路面から跳ね上がった汚れなどが落とせる。また、ガソリンスタンドなどにあるセルフ洗車機にも下まわり洗浄はあるので、場所や時間がなければこれを利用するのもいい。

虫は裏技も駆使

 洗車時であれば、乾いてこびり付いた虫の死骸も水をかけて置いておけばふやけて簡単に落とせる。また、とりあえずすぐに落としたいときに効くのが、ガラスクリーナー。直接スプレーして少し経てば、楽に落とせるし、ボディへのダメージも防げる。虫の死骸とはいえ、ゴシゴシと擦ると傷になるので注意が必要だ。虫の死骸除去 また、虫の死骸というとボンネットやフロントウインドウの表面に付くというイメージだが、グリルの中にも当然侵入して、ラジエーターやエアコンのコンデンサー(形状はラジエーターと同じ)に引っかかっていることがある。細かなフィンが並ぶデリケートな部分だけに、本来はひとつひとつ取り除くのベストだが、洗車にホースのノズルを水平にして水を入れ込むようにして洗い流すのもいい。ラジエータやエアコンのコンデンサー部分からの虫の死骸除去 この際、水圧が強いとフィンが曲がってしまうので、離れたところから軽くかけるようにする。虫の死骸だけでなく、表面に付いた汚れも落ちて、冷却効率やエアコンの効率向上にも好影響を与えるので、ついででいいので行ってみてほしい。

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