コンマ1秒のなかに4台のスペックCがランクイン!
ランキング2位は、【1分04秒63/2004年1月】を記録した「インプレッサWRX STiスペックC」(GDB型/涙目)となった。 続いて3位は、【1分04秒69/2003年2月】を叩き出した「インプレッサWRX STiスペックCタイプRA」(GDB型/涙目)。
4位が「インプレッサWRX STiスペックC」(GDB型/涙目)が【1分04秒71/2002年11月】を記録した。
そして5位にランクインしたのが【1分4秒72/2006年12月】をマークしたGDB型最終仕様(鷹目)の「インプレッサWRX STIスペックC タイプRA-R」だ。 6位以降もGDB型なのが面白い。
6位は標準車の「インプレッサWRX STi」(GDB型/涙目)でありながら【1分04秒84/2002年12月】を叩き出し、続いて7位がインプレッサWRX STiスペックCタイプRA(GDB型/丸目)が【1分04秒89/2002年1月】をマーク。軽量な丸目型スペックCが優位に思えるが、世代交代で涙目に進化した標準車のポテンシャルアップ分が軽量ボディを上まわった結果ともとれる。 8位は先に紹介したので割愛するが、9位は【1分05秒20/2004年1月】をマークしたインプレッサWRX STiスペックC(GDB型/涙目)。 10位は【1分05秒45/2003年6月】を記録したインプレッサWRX STiスペックCリミテッド(GDB型/涙目)となった。
トップ10をなんと2代目モデルの「GDB型」が独占!
まさかトップ10のすべてが第二世代のGDB型に集中したことは驚きだ。インプレッサWRX STIシリーズの長い歴史のなかで、ここまで第二世代(GDB型)ばかりに集中した理由は、軽量モデルのスペックCが1390kg(17インチ仕様)であったのに対して、その後、モデルチェンジして登場したGRB型スペックCは1450kg(18インチ仕様)もあり、やはり重量が足かせになったことは否定できない。 筑波アタックでは、グレード違いの車両を持ち込み比較テストを行うこともあったが、インプレッサWRX STIは標準仕様に対して、軽量なスペックCの方がつねに速いラップタイムを記録している。昔から言われていたことだが、スポーツカーの運動性能にとって「軽さこそが正義」。走りの楽しさこそ重量(軽さ)では測れないが、ことサーキットでの限界テストとなると、軽さがタイムに対して有利に働くことが明らかになった結果ともいえる。