R34ニュルに採用された限定カラーを身にまとう
ボディカラーは、専用カラーとして第2世代GT-Rで人気の高かったミッドナイトパープルに加え、今やミントコンディションなら数千万円で取引される、R34型スカイラインGT-Rの最終限定車「Nur(ニュル)」に採用したミレニアムジェイドが用意された。
とくにこのミレニアムジェイドは、GT-Rの統括責任者を務める田村宏志氏が、R34ニュルを企画した際、長年開発のために走り込んできたドイツ・ニュルブルクリンクの森の中でも映えるカラーとしてこだわり抜いた色である。現地へ実際にペイントしたカラーサンプルを数種類持ち込み、実際にニュルの空の下、森の中でベストなカラーを決定したという逸話もある。その特別なボディカラーを、今回のT-specに採用しているのだ。
ミッドナイトパープルは、R34に採用されていた、見る角度によって色合いが変わって見えるマジョーラカラーのような仕立て。神秘的なオーロラのような雰囲気で、特別感を味わえる。
このT-specは、トラックエディションベース、プレミアムエディションベース合わせて100台のみ。9月15日(水)より、日産販売店、日産ハイパフォーマンスセンターにて抽選受付がスタートする。受付は9月29日(水)までとなる。
R34ニュルはあまりの反響に当初の300台限定から500台へ、最終的には1000台まで枠が拡大した。しかし、今回のT-specは、GT-R NISMO 2022年モデルがすでにオーダーストップとなっていることもあり、同様の部品を使用するため増産は難しいだろう。
トラックエディションベースが1788万1600円、プレミアムエディションベースは1590万4900円となる(ともに税込み)。ファンならぜひ手に入れたい、特別なR35となることは間違いない。
なお、そのほかの2022年モデルの価格(税込み)は下記の通り。
ピュアエディション 1082万8400円
ブラックエディション 1277万2100円
プレミアムエディション 1232万9900円
トラックエディション・エンジニアードバイニスモ 1463万6600円