この記事をまとめると
■カローラシリーズ初のSUV
■ガソリンエンジン車とハイブリッド車を用意
■ガソリン車は199万9000円から、ハイブリッド車は259万円から
世界で5000万台を発売してきたカローラ初のSUV
トヨタ自動車は、50年以上にわたって支持されている同社を代表するモデル「カローラ」に、シリーズ初となるSUV「カローラクロス」を設定し発売した。
カローラシリーズはこれまで世界150カ国以上で販売され、2021年7月時点でシリーズ累計5000万台を達成している。歴代カローラが培ってきた「プラスα」の思想と「お客さまに寄り添い、進化し続ける」という使命を受け継ぎ、新しい姿を追求。セダン、ワゴン、ハッチバックなど、さまざまなボディ形状が生み出されてきたが、初めてSUVが追加されたことになる。
SUVらしい見晴らしの良さと運転しやすさ
まず注目したいのが、SUVらしい室内空間や運転のしやすさだ。前席は高いアイポイントと細くデザインされたフロントピラー、そしてスッキリしたインストルメントパネルによって、見切りの良さと運転しやすさを追求している。
後席は大きく開閉するリヤドアによって乗り降りのしやすさを追求、そしてリクライニング機能が与えられたことで、高い居住性や快適性が備わっている。
さらに、一部グレードにオプション設定となるパノラマルーフは、どの席からも空を眺めることができ、開放感を味わえる点にも注目だ。
クラストップのラゲッジ容量を誇る
気になるラゲッジ容量も、5人乗車時でもクラストップレベルとなる487Lを実現。荷物の積み下ろしもしやすくなるよう、地面から開口部までの高さを720mmに設定した。これにより小柄な方でも楽に荷物を載せることができ、加えてハンズフリーパワーバックドア付車はキーを持っていれば足をリヤバンパー下に入れるだけで開閉操作が可能に。実用性も高められているのは流石である。
内外装にもこだわっている。エクステリアデザインは、都会の街並みにも溶け込む上質感と、SUVらしい力強さを両立。ボディカラーは全8色が用意されている。デザインコンセプトは「アーバン・アクティブ」だ。
インテリアは、インストルメントパネルからドアトリムにかけて、連続性のあるデザインを採用したことで、室内空間に広がりを与えた。室内照明はすべてLEDとなり、カジュアルかつ上質で洗練された雰囲気となっている。