富士山の魅力が堪能できる穴場ルートをご紹介
コロナ禍により全国的に緊急事態宣言が発出された2020年。富士山は日本国内はもちろん世界からのハイカーや登山ファンの入山を拒否した。1年の沈黙を経て、本年7月の開山祭を機に再びハイカーを受け入れはじめた。とはいえ、その山頂は標高3776m! おいそれと「行っちゃおうぜ!」とは言えない。そこでドライブがてらに富士山の魅力をイージーに体験できる穴場を教えます!
旅のお供はコンパクトでホットなSUV「GLB35」を指名
富士山ドライブでポピュラーなのは富士吉田ルートの5合目だろう。ルートは中央自動車道・河口湖I.C.から富士スバルラインを経由する。いわゆる夏休み期間は環境保全のために一般車両の通行禁止措置がとられており、今回、その夏休み時期を外してプランニング、早朝より都心部を出立(※富士スバルラインは年間通じて5合目まではドライブできるが、9月初旬に閉山祭を終えているため5合目より先の登山は不可)。
山行パートナーにチョイスしたのは、好調なメルセデスSUVでコンパクトクラスに位置付けられながらも7名乗車の3列シーター「GLB」。そのなかでも、もっともホットなAMG仕様の「GLB 35 4MATIC」だ。メーターインフォメーションパネルにはAMGモデルならではのロゴ。そして赤いシートベルトにはヤル気モードが漂う。
もちろん対話型インフォテインメントシステムのMBUXを搭載する。「ハイ、メルセデス! 目的地、富士スバルライン」と声をかけ高速を西進。赤いラインの入ったAMGヘッドカバーの2L直4エンジンは、最高出力306ps/最大トルク400N・mの高性能を発揮し、高速ライドは申し分ない快適ラン。
中央自動車道を河口湖I.C.で降り、富士スバルラインに乗る。快適ライドの浮ついた気分から一転、2021年はいまだコロナ禍は解決していない現実を突きつけられる。本年度の富士山は入山者の検温システムを取り入れており検問所が設置され、乗員全員の体温計測が行われた。 検温所通過後は標高約1100mから一気に4合目先の2230mにある奥庭駐車場を目指し、駆け上がる。メルセデスAMGのパワートレインは、1000mを超える標高差の九十九折でも変わらぬ快適さを提供。2Lターボ×4MATICがもたらす、安定した運動性は信頼のひと言だ。
天候次第では雲海に出会うことも! スバルライン5合目までの穴場ルートを進む
奥庭駐車場に駐車し、奥庭自然公園を散策する。あいにくのガスに覆われた園内は静謐。スニーカーでも歩ける石が敷かれた遊歩道に従ってやや下り降りる。この奥庭はバードウオッチャーに人気で、ダケカンバの森を遊ぶホシガラスやイワヒバリなどのさえずりショットを狙う写真愛好家も多い。 遊歩道にはハクサンシャクナゲの乳白色の可憐な花が、霧雨に濡れた森のなかでインスタ映えな姿を見せてくれた。
奥庭自然公園からスバルラインを挟んだ富士山尾根側に渡ると御中道登山口がある。遊歩道は富士スバルライン5合目(標高2305m)までの約3km。標高差約70mは普通に歩いて約1時間ほどで終点のスバルライン5合目だ。
ガスは残念ながら一層深まり、御中道御庭からの青空と雲海を画像に切り取ることは叶わなかった。別の機会にスタッフが抑えていた好天時の雲海ショットを掲載。
ドライブプランの契機に加えていただければと思う。アイコンでもある浅間神社を参拝後、深まる霧雨の中、ルートを戻り下山。