EVならではの楽しさを体験できる
電気自動車の普及を目指して活動する市民団体「日本EVクラブ」は、神奈川県にある新横浜スケート場にて第2回SDG氷上電気カート競技会「SDGs ERK on ICE」を9月23日(祝・木)に開催する。これはSDGs(持続可能な開発目標)に沿った、ニューEVモータースポーツとして行われる。 レーシングカートといえば、サーキットで走らせるもの……と思い浮かべるだろう。その概念をスケートリンクという新たな環境に置き換え、音も排ガスもない電気レーシングカート(以下:ERK)を氷上で滑らせずに華麗にドライビングすることで、EVならではの楽しさを体験できるというもの。
競技は1周100mのオーバルコースにて3クラスで展開
これは、同時にEVの魅力を伝え、普及を促進し、CO2削減、気候変動を防止することを目的にしている。
競技は1周100mのオーバルコースを、スパイクタイヤを履いた4台のERKが走行する。2021年からは、参加者の運転テクニックのレベルに応じて3つのクラスに分けて行われる。「ビギナークラス」は、カートの運転経験がない人、またはカートの運転に自信がないという人たちのクラス。4台のERKに分乗した参加者が3周して順位を競うレース。合計5レースを行い、レースごとの勝者を決める。
「エキスパートクラス」は、カートの公式レース出場経験があるか、カートコースでの走行経験がある人たちのクラス。4台(4人)のドライバーが5周して順位を競うもの。こちらも合計5レースを行い、レースごとの勝者を決める。
「マスタークラス」は、各種モータースポーツに出場経験があるか、相応の運転テクニックを持つドライバーと、そのドライバーが任意で選ぶ参加者との2名でチームを構成する。 全8チームを作り、昨年と同様、2チームずつ計4台のERKでツインパシュート(追い抜き戦)のトーナメント戦が行われる。競技は楕円コースの両サイドからそれぞれ1チーム2台のERKが同時にスタートし、2周目にトップを交代。3周して先に2台がゴールしたチームが勝ちとなる。勝ち抜いたチームの優勝と準優勝が表彰される。