オーナーにとって現状は本当に幸福な状況なのだろうか
ただ筆者としては、この状況がGT-Rオーナーにとって手放しで喜べる状況ではないと思う。口酸っぱく書いている通り、メーカー側のやむを得ない事情はあるにせよ(継続的に生産してくれていること自体は本当にありがたいのだが)、新品純正部品の価格上昇率が凄すぎる。
現状では、新品価格が値上がりする前に借金してでも修理した方が結果的には安い。価格上昇率が金利支払いのアドオンを上まわってしまっているわけだ。
GT-Rは「庶民のスーパーカー」だけど、維持費までスーパーカーになってしまうのは……。願わくば、純正部品の値下げは無理にしても、最低でも「値段を据え置き」を願うのは、高望みし過ぎなのだろうか。