千葉代表が語る参戦の真意
ドライバーラインアップは、タイサンのリアルなドライバーである前述の2名。そして、8月に開催された「ドラフト会議2021」でチームが獲得したAランクドライバーの橋本 理選手、同じくAランクドライバーである五木隆太郎選手らを加えたe-sportsドライバー3名というチーム構成となる。ちなみに、2021シリーズに参戦するすべてのチームは、最低1名の選手を今回のドラフト会議にて獲得する必要がある。橋本選手、五木選手ともにJDS(JeGTドライバーズセレクション)に合格したJeGT認定ドライバーである。
今回の参戦について、千葉泰常代表は語る。
「1983年のWECから参戦を初めて、SUPER GTはチームタイサンは卒業しましたけれど、先日のJEVRAで100勝させていただきました。現在もテスラで参戦を継続していまして、この100勝を、110勝、120勝としていきたいと思っています」
「そんななかで、次のモータースポーツとして、このカテゴリーに参戦したいという二戸さんとジョイントしたということです。これをさらに盛り上げていくためにも協力したいということですね。この5人のドライバーはまだ今日顔合わせしたばかりですから、(タイサンのドライバーとして)これからじっくりテストしていきたいと思います」
5人の精鋭ドライバー紹介
チームのメンバーは以下の通りとなる。
EJ千葉選手は、日本人初スタジアムスーパートラックス出場するなどアメリカンレースと国際ラリーを主戦場に、モータースポーツへ30年携わってきた。eスポーツの経験はないがチームタイサンの要としてドライバーをまとめるキャプテンを務める。「チーム総力をあげて表彰台の頂点を狙います!」
2018年から2020年の全日本EV-GPシリーズチャンピオンであり、今シーズンのTGR 86/BRZ Race エキスパートクラスデビューウィンを飾るなど活躍中の地頭所 光選手。バーチャルでもインタープロトeシリーズに昨年から参戦中で、このチームのエースとなる。「グランツーリスモで本格的なレースに出るのは個人でも初めてですが、爪痕を残せるように頑張ります!」 東京モーターショー2019 自動車メーカー対抗戦に三菱代表として出場するなどの経験を持つ橋本 理選手。「チーム全員力を合わせて、ひとつでも上の順位を目指します!」
五木隆太郎選手。「グランツーリスモを始めて1年ほどですが、チームの勝利に貢献出来るよう精一杯頑張ります!」
2019 全国都道府県対抗eスポーツ選手権 IBARAKI 神奈川県代表決定戦出場経験があり、バーチャルでのドリフトも得意とする川戸育真選手。「3年ぶりとなるグランツーリスモの大会参戦ですが、優勝できるように精一杯頑張ります」
チームタイサンはこのJeGTでのチーム優勝、そしてバーチャル・ルマン24時間レースといった国際大会への出場を目指し、世界で戦えるチームを目指すとしている。また、eモータースポーツからリアルへ活躍できる道の開拓も探っていくとしている。
JeGT 2021のTEAM BATTLEは、前述の通り10月2日(土)に開幕し、第2戦(11月3日)、第3戦(11月23日)を開催。この予選ラウンド3戦を経てポイント上位10チームが、2022年1月に開催予定のグランドファイナルに進出となる。