外だけじゃない! 家で使えるキャンプギア
比較的安心・安全なレジャーと言われるキャンプ。緊急事態宣言発令地域が広がっている今、やはり不要不急のキャンプは控えたほうがよく、ふたたび#おうちキャンプに焦点があたっている。手元にあるキャンプ道具を使って、自宅で楽しむにはどうしたらいいのだろうか。今回は家で使えるキャンプギアを紹介していこう。
煮出しコーヒーを極める
北欧のレンメルコーヒーは、ドリップするのではなくケトルに粉をいれて煮出すという非常にシンプルで原始的ないれ方を提案している。温めた湯に粗挽きのレンメルコーヒーを振り入れ火にかけるのだが、その後のいれ方は十人十色。
沸騰して全体に泡で覆われたら火から外し、湯を落ち着かせてからまた火にかけるという方法でも、沸騰直前で火からおろしてフタをしてじっくり待つという方法でもいい。
鉄鍋をオーブンにいれてハードブレッドづくり
カンパーニュやサワードゥなど、気泡がたっぷりはいったハードブレッドを焼くには高温が必要だと言われているが、オーブンを開くと一気に庫内の温度が下がる。パンづくりができるとうたった電気オーブンでない限り、最高温度が250℃もあればいいほうで、普通の電気オーブンではなかなかうまく作れないのが現実だ。
写真はクープがあまりきれいに開いていないけれど、皮がパリッとして今までにない出来となった。
食材と木箱に焼印
バーベキューの塊肉やステーキに文字を焼き付けるアイロンがある。使い方は単純で、好きな風にアルファベットを並べ、バーナーで熱して肉に押し付けるだけ。本来は肉に使うものだが、トーストなどなるべく平らな食材に文字をいれられるし、表面の加工にもよるが木箱に文字を入れるのにも使える。
オイルランプで光のカスタム
手のひらサイズの小さなLEDランタンがヒットしている。軽くて明るいけれどなんの飾りもないLEDランタンだが、シンプルなシルエットゆえレザーや木で作ったシェード、吊り下げ用の組紐やケース、台座などでカスタムしやすいことが人気に拍車をかけている。
ガレージブランドよりカスタムパーツが販売されているが、シェードや組紐ならレザークラフト初心者でもなんとかなる。また、綿ロープを芯とするオイルランプは思いのほか簡単に作れる。
ガストーチを使って皮造り
タイやイサキといった皮まで美味しい魚が手に入ったら、トーチの出番だ。皮目に熱湯をかけて氷水で冷やす松皮造りだが、トーチで焼霜造りにすれば熱湯と氷水を用意する必要がないし、みずっぽくなく香ばしく仕上がる。