SUVを中心に採用車種が拡大中!
クルマの車内は、見た目以上に汚れているものだ。しかし、ボディの汚れほど気にしている人は少なかったりする。汚れを放置すると、臭いやシミの原因になり(ダニの増殖も!!)、乗員が不快になるだけでなく、下取り、買い取り時の減点要素にもなるから、いいことはない。とくに、クルマをアウトドアや海山のスポーツ、フィッシングなどに使っている人、車内で飲食する人(食べこぼししがちな子どもを含む)は要注意である。
アウトドア派じゃなくても子育て家族にも嬉しい装備
とはいえ、シートやラゲッジルームのファブリックやカーペットの掃除は面倒。上記のアウトドアや海山のスポーツ、フィッシングなどに使っている人、車内で飲食する人はもちろん、子育て世代やペットをクルマに乗せる機会があり、雨の日にベビーカーやペットカートを乗せれば、それはもうどろどろに汚れまくる。拭いても落ちない汚れが染みつくことも。
そこで今、注目されているのが、撥水シートやウォッシャブル素材を使ったラゲッジルームだ。撥水素材を使ったシートは水分などをはじき、汚れも付着しにくく、表面が汚れただけなら、水で絞ったタオルで拭きあげればOKと、掃除は楽々。食べこぼしなどにも威力を発揮する。
いち早く採用して支持を得ているSUV
日産エクストレイル
そうした、掃除が楽な、汚れに強いインテリアを持つ国産車の代表格が、日産エクストレイルだ。昔からそうした仕様を用意し、今でも防水仕様のシート、ラゲッジ、フロアをグレード別で採用している。
汚れの拭き取りやすさなどにこだわったクルマも登場
スバル・フォレスター/スズキ・クロスビー
そうした撥水、防汚加工されたシート、ラゲッジルームを持つクルマは、おもにSUV、クロスオーバーSUV系に多い。スズキ・クロスビー、スバル・フォレスターXブレイクなどがそうで、見た目のタフさに見合った、タフなインテリアを持っている。
アウトドア派にオススメの軽自動車にも採用が進む
スズキ・スペーシアギア/スズキ・ジムニー
三菱eKクロススペース/ダイハツ・ウエイク
撥水、防汚加工されたシートは軽自動車にも採用例が多い。例えばスズキのスペーシアギアがそうで、見た目のクロスオーバー感もさることながら、撥水加工のシートや防汚加工されたラゲッジルームが自慢。
普通のコンパクトモデルに採用される例も
ホンダ・フィット
意外なのは、コンパクトカーでもグレードによって、撥水加工シートが採用されていること。一例を挙げれば、コンパクトカーのホンダ・フィットのNESSグレードには、クロスオーバーモデルのフィットクロスター、コンパクトミニバンのクロスオーバーモデルであるフリードクロスター同様の撥水シート、ソフトパッドが採用されているから心強い。