クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • OUTDOOR
  • 気がつけばテント内がビショビショに? 秋冬キャンプを快適に楽しむために「結露対策」が必須なワケ
OUTDOOR
share:

気がつけばテント内がビショビショに? 秋冬キャンプを快適に楽しむために「結露対策」が必須なワケ

投稿日:

TEXT: 牛島義之  PHOTO: Auto Messe Web編集部/写真AC

キャンプで見舞われるテント内の結露 原因は湿度と温度差

 朝起きるとテントの中が濡れていた、なんて経験をしたことがある人は多いと思います。寝袋や荷物が濡れているから「雨漏りしたのかも……?」と思う人もいるようですが、これは雨漏りではなく「結露」なんです。

 結露とは、水蒸気を多く含んだ暖かい空気が急激に冷やされることで、水蒸気が水に変わる現象です。テントの場合なら、呼気などで水蒸気を多く含んだ暖かい空気がテント内に溜まり、それが外気で冷やされたテント生地に触れることで、生地に水滴が付着します。

 テント内が暖かく湿っていて、外気温が低い冬に結露が発生しやすいのは、こんな理由からなのです。室内の暖かい空気が冷たいガラス窓に触れて結露するのと同じですね。窓の内側によく起こる結露がテントでも起こる

 ではテント内で結露を発生させないためには、どうすればいいのでしょう? じつは結露を完全に防ぐことはできません。ですから、できるだけ結露しにくい状況を作る、あるいは結露で荷物などを濡らさない工夫するしかありません。

 ここでは、どのような結露対策を施せばいいのかを紹介していきます。結露で不快な思いをしないためにも、きちんと対策をしておきましょう。

きちんと張って空気の層を作る

 テントの内と外の温度差が大きければ大きいほど、結露は発生しやすくなります。結露を軽減するためには、フライシートとインナーテントの間にしっかりと空間を保って空気の層を作り、テントの内と外との温度差を小さくすれば、結露を少なくすることができます。インナーテントとフライシートの間に注意

 もしフライシートをきちんと張らず、インナーテントに触れていたら、インナーテントの内側に結露ができてビショビショになってしまうこともあります。

 今までフライシートをきちんと張っていなかった人はしっかりとペグダウンし、フライシートとインナーテントの間にきちんと空間を作るようにしましょう。

換気をして湿気を追い出す

 テント内の湿度が高いことも、結露を発生させる原因になります。人の呼気には水蒸気が多く含まれているので、眠っているだけでテント内の湿度は上昇し、結露しやすい状況になってしまいます。

 そこで必要になってくるのが換気です。テント内から水蒸気を多く含んだ空気を排出し、外気を取り込みます。そうすることで、テント内の水蒸気量を減少させることができます。ベンチレーションのあるテント ベンチレーションのあるテントならベンチレーションを開け、ない場合は出入口のファスナーを少し開けて、外気を取り込めるようにしましょう。2カ所以上空けることで空気の流れができるので、効率よく換気することができます。

壁際に荷物や寝袋を付けないようにする

 いろいろな結露対策を施しても、そのときの天候や気温、テントで寝る人数など、条件によって結露が発生することもあります。そんなときのことを考えて、寝袋や荷物を濡らさないようにしておきましょう。

 結露が発生するのは、おもに壁に近いフロアです。インナーテントの壁面には、吸湿性の高い素材が使われることが多いですが、フロアには撥水性の高い素材が使われています。ですから、壁面が結露しても生地が吸収してくれますが、フロアでは結露した水分が溜まってしまうことが多くなってしまうのです。壁に近いフロア内側が結露注意のポイント ですから、水分が溜まってしまいそうな壁際に荷物は置かず、少し離れた場所に置くようにしましょう。それが難しければ、荷物と壁の間にタオルを置くなどして、水分を吸わせるようにしましょう。

 寝袋が濡れる可能性がある場合は、荷物同様できるだけ壁面から離して寝る、または「シュラフカバー」と呼ばれる防水性のあるカバーを使用して寝るといいでしょう。

12

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS