“じゃじゃ馬”個性きわだつ諸相
R30は、1983年2月にFJ20をターボ化した「2000ターボRS」を追加。190psにパワーアップされ、「史上最強のスカイライン」というキャッチコピーが与えられる。
さらに1983年のマイナーチェンジで、薄型ヘッドランプ、ラジエーターグリルレスのデザインを採用。いわゆる「鉄仮面」と呼ばれる後期型になった。
そして1984年、インタークーラーターボとなった「2000ターボインタークーラーRS/RS-X」が投入される。これがいわゆる「ターボC」。 インタークーラーが与えられたことで、エンジンパワーはついに205ps(グロス値だが)の大台に! パワー優先のけっこう過激な仕様で、そのじゃじゃ馬ぶりに惚れ込んだユーザーも多かった。
R30は、1985年のフルモデルチェンジでR31(7thスカイライン)にバトンタッチするが、「走りのスカイライン」を復活させたという意味で、R30の果たした役割は非常に大きい。