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マフラーの長さを切り間違えちゃった! 今だから言えるけど「トホホな失敗カスタム」3つ

DIY歴30年の筆者が語るトホホな失敗エピソード

 クルマのカスタムやメンテというのはプロに任せるのが本則なのは、紛れもない事実だ。プロはそのために勉強をして、資格を取り、設備や工具を整えて店を構えているわけだ。その店だって、承認を取っていることが多い。でも、それでもやってみたいのがDIY派というもの。限られた工具を駆使して、自宅駐車場といった日常的な場所で行うことで無上の喜びを感じる人種だ。 最近なら、ネットを探せば同類、先達たちが情報を上げていて、参考になるし、失敗しなくて済む確率を上げることができるが、20年以上前は手探りだった。ちなみにワタクシ、DIY歴30年以上、今では板金塗装まで自分でやるようになった、馬鹿一代。それだからして、失敗も数知れず、勉強になったと思えば安いものと自らをなぐさめてしぶとく生きてきた。今回は思い出に残るカスタムでの失敗を振り返ってみた。

失敗その1: マフラーの長さを間違えた

写真はイメージです

 輸入車の社外マフラーで多いのが、タイコ部分だけ交換するタイプ。センターパイブまでは交換しないものだ。つまり、タイコだけと言ってもパイプが少し付いていて、ノーマルのパイプを寸法合わせて切ってそこに差し込む。その切る場所が問題で、もちろん優しい説明書なんてなく現物合わせで、グラインダーで切る。

 ただ、差し込み分を計算するのが意外に難しくて、最初にこのタイプを付けたときは短く切りすぎで、排気漏れ。ステー位置をズラすなどして対応した覚えがあるが、場所が場所だけに、時間はかかるし、体勢は窮屈だしで、上を向きながら後悔しきりだった。

失敗その2 :タイヤがインナーフェンダーに当たる

 ホイールサイズを変えたときはタイヤの外径も計算して合わせる必要があるというのは知っていたものの、少しだけなら大丈夫だろうという甘い判断もあった。さらに少しでもツライチにしようと思ったのが悪かった。最初はジャッキアップしたため車高が高かったので当たらなかったのが、次第に車重で馴染んできて車高がダウン。

 そうすると、路面の凹凸に合わせてゴンゴンと音が。ウチのは旧車だけにインナーフェンダーも鉄。降りてみてみると、当たったところが塗装が剥げてピカピカになっているし、フェンダー内側の爪にも当たっていて、タイヤのに角がささくれまくり。バーストする前に気がついてよかった。チューニングにはあまり興味なかったので、フェンダーのツメ折りなんていうことも知らなかった。

失敗その3:点火系がパンクした

写真はイメージです

 チューニングでもあるし、旧車の場合は純正のメンテついでのアップグレードとしてあるのが、点火系の強化。さまざまなパーツが売られていて、どれも「純正よりも●倍の点火力」なんていう素敵な売り文句が並ぶ。そこで交換してみるのだが、旧車の場合はタコメーターが動かなくなるという苦労も乗り越えて乗ってみると、確かにパワフルになっている気がする。

 まぁ、気がする程度でも純正の強化になったからよし、と思ってしばらくすると、いきなりプスプス言ってエンジン停止。そもそも電気は目に見えないだけに原因追求が大変というか、DIY派としてはあまり面白くない。とはいえ頑張って探求すると、デスビ内が焼損。知り合いの車両でも、タコメーター作動用の抵抗がパンクしたりなど、強化したばかりにトラブルが発生した例がある。配線からすべて強化したり、取り替えた上で交換するならいいが、古いクルマではストレスになるだけ。比較的最近のクルマでもなるので要注意だ。結局、普通に走るのだから、あえて強化しなくてもいいというのが結論。

 以上3点だが、カスタムでの失敗をあげてみた。カスタムなのでこの程度だが、メンテともなると、やるんじゃなかったと途方に暮れることはもっとある。それはまたの機会に紹介しよう。

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