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「皮脂」「汗」「泥汚れ」がいっぱい! 簡単お手軽にできる「アウトドアチェア」のお手入れ方法

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TEXT: 大森弘恵  PHOTO: 大森弘恵/写真AC

しばらくキャンプに行けないときのチェック項目

 可動部は細かなホコリがたまりやすい。古歯ブラシなど柔らかくて毛足の長いブラシで可動部のホコリを取り除いておこう。泥や小石、草などが詰まっていたら取り除き、場合にとっては水で流してもいい。

 汚れを取り除いたらよく乾燥させ、接続部分と可動部に潤滑オイルを塗布しておくと次に使うときに組み立てやすい。接続部分と可動部に潤滑オイルを挿してしておくことが大事だ

 木製のチェアは蜜蝋などワックスでの保護が必要なものがある。乾燥が進んで割れや反りなど不具合の原因になりかねないので、説明書を確認して油分を補っておこう。

 カーミットチェアやラフマのリクライニングチェアなど、一部のチェアは増し締めが必要だ。気をつけたいのがネジのサイズ。海外ブランドでは日本とは違うサイズのネジを使っていることがあるので、指定の工具を用いて増し締めしよう。似ているサイズだからといって適当な工具を使うと、ネジ山が潰れることがある。そうなるとやっかいなので、おざなりにするのはダメ。ねじ交換は、ねじ山が違うこともあるので要注意 使っているうちに、なかに通っているショックコードが徐々にのびてしまう。ダルダルになったショックコードでは組み立てがスムースにできないので、伸びていたり切れそうになっていたら交換する。片側のコードを外して新しいコードを結び、古いコードを引っ張れば簡単に交換できるが、切れてしまったあとは通しにくいので早めに交換しておきたい。イスのショックコードが徐々にのびてしまうため、定期的なメンテナンスが必要だ

生地の丸洗いは説明書を確認

 皮脂や食べこぼしで汚れた、チェアの座面を丸洗いしたくなるのも当然だ。ただし、チェアを洗うと生地が縮んだり、型崩れ、風合いが変わったりする素材もあるので、衣類と同じで丸洗いできるか説明書を確認するしかない。

 どうしてもというなら、自己責任で薄めの中性洗剤と柔らかめのブラシや布で優しく洗う。たっぷりの水ですすぎ、細部まで乾燥させることも重要だ。汚れとともに可動部のオイルも落ちるので、乾いたあとのオイルアップはマスト。購入直後もそうだが、きれいになったら防水スプレーをかけて汚れにくくすることも忘れずに。丸洗いができないため拭き取る作業は重要だ 丸洗いできないチェアであれば、カバーをかけたりクッションを置いたりして、こまめに洗いやすくカスタムするのも手だ。

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