ネオクラかどうかが基準に! それ以前のモデルは旧車と定義すれば良い!?
その古いけど、ちょっと違うという層をカバーするのがネオクラシックと呼ばれる層で、確かにうまくできている言葉だ。1980年ちょっと前からのモデルが該当するのはいいとして、さらにどのあたりまでかというのが次の問題となる。これもまた難しいが、1995年あたりとすることが多い。つまり30年弱前までのクルマとなる。 とはいえ、メインとなるのはやはり1980年代のモデルで、クルマ自体のデザインも洗練されてきて、いま見ても古臭さはないし、走りもオイルショックや排ガス規制の影響から脱した時代となる。具体的にはコンピュータが低スペックながら採用されつつ、ターボやインジェクション、4WSといった新しい技術が花開いた時代だ。確かにアナログの旧車、最近のクルマ、そしてその過渡期にあったネオクラシックというように、非公式の見解だがある程度明確な線引きがあると言っていい。 ただ、人が歳を取るように、旧車もどんどんと年式は古くなって、しばらくすると線引きのラインもスライドしていくだけに、旧車/ネオクラシックともに新しい基準ができるはずだ。にわかには信じがたいが、最近のミニバンやSUVも旧車になる日が何十年後かにやってくるだろう。