カスタム好きをも唸らせる瞠目のモンスターマシン
ジムニーのオリジナルパーツのデザインや製造、販売を手がける専門店が『モーターファーム』だ。人気の現行型ジムニー/ジムニーシエラ(JB64/74)のチューニングパーツや、オリジナルホイールなどのアイテムも数多く取り扱っている同社。2018年の大阪オートメッセでは、ジムニー好きだけではなく、カスタムカー好きをも唸らせるJA11をベースにした車両を出展したので紹介したい。
JA11ジムニーにV8・5000cc+αを搭載!!
この艶やかなグリーンメタリックなボディゆえに、自社のスタッフからは『カメムシ』と名付けられたジムニー(ショーネームは『MAD MAX』)だ。ベースはJA11型を用いている……がナンバー取得はせず、トライアル専用に作られただけに一切の無駄な装備を除去。原型をとどめているのはフレームのみという。しかもエンジンはシボレーのV8 5000cc[307]を搭載している。これは1960年代後半のインパラなどに搭載されていたエンジンだ。
「毎年ラスベガスで行われるSEMAショーに視察した際に、向こうでカスタムされたモンスタートラックや4WDブームに感化されました(笑)。そんなアメリカンなスタイルをジムニーに落とし込みつつ、弊社の技術をアピールすることはもちろん、今までトライアルレースに参戦して培ってきたノウハウをフィードバックして競技車両としてマジメに走らせることを大前提に作りました」とは代表の吉田さん。