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「信号待ちのたびに話しかけられるね」オーストラリアに渡っても愛され続ける幸福なR32GT-Rとオーナーの物語

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TEXT: GT-Rマガジン編集部(GT-R Magazine)  PHOTO: Alexander Qureitem

ゴジラと呼ばれた90年代の活躍は今なお鮮明

 購入してからは仲の良い友だちと一緒にワインディングを楽しんだり、GT-Rだけのイベントにもなるべく参加。そういった集まりはやはり、GT-R好きが交流を深めるいいチャンスとのこと。

「オーストラリアでもGT-Rは本当に高くなったよ。自分が忙しくなってしまったせいもあって、最近は月に2回くらい、週末に乗る程度なんだけど、信号で止まるたびに誰かが話しかけてくるんだ。オーストラリアでの90年代の活躍を知っていた人はまだまだいるから、リスペクトされ続けているんだと思う。希少性の高いクルマだということもみんな知っているよ」

 今後の予定は、チューニングというよりも現状のキープを優先させる。そのためにエンジンベイ以外のボディの塗装をいったんすべて剥がし、モールやエンブレム類などを新しくしてリペイント。さらにワークのエモーションT7Rも装着したという。ほかのオーナー同様、Rへの思いを語ると留まるトコロを知らないといった感じだ。愛車との思い出は数え切れないほどある。

「やっぱり一番の思い出は日本で最初に乗ったときの感動かな。アレックスと一緒に日本をドライブしたときがまさに、自分の夢が叶った瞬間だったからね。そのGT-Rに今こうして乗っているなんて、信じられないよ。ガレージで見るたびに、思わずニヤけてしまうのも仕方ないと思ってる。GT-Rが作ってくれたつながりには本当に感謝しているよ!」

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