ギアにこだわることでアウトドアが充実する!
キャンプを「一生の趣味」にするのなら、清水の舞台から飛び降りる気持ちで手に入れるべきアイテムをご紹介したいと思います。今や“使い捨て”が当たり前になった時代ですが、数年、数十年と付き合えるギアを選ぶことでモノに魂が宿り、欠かすことのできないベストパートナーになるのです。ここでは楽しさや失敗をともに経験する相棒として、耐久性が高く修理をしながらでも長く使えるキャンプギアを考えてみたいと思います。
贅沢でも買うべきアイテム01:チェア
キャンプの主役といえば「テント」という人も多いはず。しかし、テント選びは家族構成や経験、スタイルによって変化していくもので、キャンプ上級者になると快適性や耐候性よりも雰囲気を重視し、クラシカルなコットンテントやレトロなティピーへと逆行する人も少なくありません。
そうなると、キャンプサイトで重要な存在になるが「チェア」です。焚火を囲んでの時間、美しい自然を眺めながらのひととき、自分の身を委ねるチェアは贅沢しても損はありません。表皮が擦り切れてしまったから捨ててしまう、フレームにガタが来たから買い換えるのではなく、修理が行え、表皮などの補修パーツが揃う憧れの「カーミット」のチェアなどは一生モノとしておすすめです。
贅沢でも買うべきアイテム02:ブーツ
キャンプ場でよく見かけるのがクロックスのコピーサンダルを履いている人。しかし、本格的なキャンプを楽しむのなら足元をしっかりと守ってくれるブーツや長靴は欠かせません。整備されたキャンプ場でも意外と危険は多いので、注意してください。
また、どんなに高価なテントや焚火台を使っていても、足元が疎かだと雰囲気は台無しに。機能性の高いタクティカルブーツもおすすめですが、ダナーやレッドウイングのクラシカルなレザーブーツは使うほどに味が出て、メンテナンスを施すことで一生涯の相棒になるはずです。長靴も同様、ソールにスチールの板が入ったモノを選べば藪のなかでの踏み抜き防止にも役立ちます。
贅沢でも買うべきアイテム03:ナイフ関係
普段の生活でナイフや鉈を持ち歩くことはありません。持ち歩いていれば銃刀法違反(銃砲刀剣類所持等取締法)となり、検挙の対象になってしまいます。しかし、自然を相手にするキャンプでは話は別。薪割り、枝払い、釣り上げた魚を捌く、焼いた肉を切り分けるなどナイフや鉈は大活躍してくれるはず。
キャンプという特別な場所、特別な時間でしか味わえないアイテムだからこそ良いモノを使いましょう。日本刀の伝統工法を用いた鉈や美しいカーターやラブレスなどのナイフを手に入れれば、使ったあとのメンテナンスも楽しい時間になるはずです。