クラシックレンジがアダルティな大人のグルキャンスタイル
ゆったりまったり、大人なグルキャンを愉しんでいたクラシックレンジオーナーのgurookadaさん&SURFNOKOさん。キャンプサイトには仲間たちとの寛ぎの空間を見守るように、イギリス王室御用達の2台のクラシックレンジが脇を固める。
まず、gurookadaさんが持ち込んだテーブルやチェアはDIYでマットブラックに塗装されるなど、あえて飾らないシックなサイトプロデュースが大人の余裕を感じさせる。その最たる存在が2台のレンジで、まったく異なった嗜好でそれぞれにクラシックレンジを嗜んでいる。
元々、ディフェンダーに乗っていたというgurookadaさんのレンジは、なんといってもパステルグリーンのボディカラーがアウトドアフィールドに映える佇まい。しかも、ノスタルジー感を強調するように初期型のバーチカルグリルや前後バンパーに換装するなどのカスタムに力が入っている。
対して、ヘリテイジ感と高級感がほどよくブレンドされたレンジローバー・バンデンプラは、クラシックレンジの魅力を放ちながらも、いまもなお色褪せない高貴な雰囲気が溢れている。玉にきずなのが故障で、そこは割り切って付き合っていくしかないと覚悟を決めているそうだ。
いずれにしてもゆったりとした包容力のある佇まいと収納力抜群のパッケージングがキャンプにもぴったり。愛嬌のある丸形ヘッドライトのクラシックレンジだからこそ富士を眼前にしたアウトドアフィールドでその存在感が際立っていた。
愛車&キャンプサイトDATA
■OWNER:gurookadaさん
■VEHICLE:RANGE ROVER
■SITE SPEC:タラスブルバ・キャタピラー2テント/尾之上製作所テーブル/オンウェー・チェア/プリムス・カマド焚き火台/スノーピーク・ノクターンランタン
愛車&キャンプサイトDATA
■OWNER:SURFNOKOさん
■VEHICLE:RANGE ROVER Vanden Plas
■SITE SPEC:DODカマボコテント3(M)/DODグッドラックテーブル/DODグッドラックソファー/ユニフレーム焚き火台/ジェントス・ランタン
キャンプマスターが造るミリタリーでヴィンテージなプライベート空間
名古屋でヴィンテージなアウトドアギアを取り揃えるショップを営むmmf-toolsさん。サイトを見た瞬間に「タダ者」ではないことが理解できるテントサイトは、「ソロキャンプなので焚き火まわり中心の道具で来ました。サイドテーブルなど必要最低限+ちょっと無駄な道具を持って楽しんでます!」と、大自然のフィールドを活かした質実剛健ながらも寛ぎの空間が広がる。
気になるのが白と黄色の無骨なクルマの存在。じつはオーストラリアの軍用車「ピンツガウアー」というモデル。15年ぐらい前から気になった車両で知り合いを通じと購入したそうだ。日本にもそれなりの台数が入ってきているようで、ミリタリーフリークの間では密かな人気車種とのこと。
さすがに旧式のディーゼルエンジンは走行中にハンズフリーで電話すらできないほどで、さぞかし不便なのかと思われがちだが普通に通勤にも使用しているそうだ。そして愛らしい丸目2灯ヘッドライトとスクエアで“普通のバン”とは違う独特のフォルムがオヤジホイホイなんだとか。
愛車&キャンプサイトDATA
■OWNER:mmf-toolsさん
■VEHICLE:Styr-Puch Pinzgauer
■SITE SPEC:ヒルバーグ・アクト ミリタリー/ノラス・サイドテーブル、バリスティクス×LFE FT40テーブル/バリスティクス・ロッキンローバーチェア/MMFオリジナル焚き火台/デイツ・レイルロードランタン/イエティ・ジャグ