クルマをアウトドア仕様にする着眼点とは
アウトドアブームは、近年留まることを知らないほど根強い人気を誇っている。クルマのカスタムでも影響は大きく、SUVはもちろん、軽自動車や商用ワンボックスカーなど、幅広い車種に波及している。
アウトドア系カスタムにもさまざまなスタイルがあるが、なかでもやはり王道は、ワイルドなクロスカントリー系のテイストを取り入れた手法。また、キャンプや車中泊でも役立つアイテムなど、見た目と実用性を兼ね備えたパーツも人気が高い。
ここでは、山や海などの野外はもちろん、街なかでもバッチリ目立てるルックスや、外遊びで使い勝手もいいカスタムパーツをを紹介する。
リフトアップ
アウトドア系カスタムの王道といえば、やはり車高を上げる「リフトアップ」だろう。元々は、いわゆるクロスカントリー系の競技用車両などが、段差やわだちなどがある未舗装路や雪道などを走るため、高い車高にすることで走破性を上げることが主たる目的だった。だが、現在では公道を走るクルマでも、そういった「上げ系」カスタムは、ワイルドなスタイルを手に入れられることで人気だ。ただし、普通の舗装路も走ることを考えると、あまり車高を上げすぎると直進安定性が悪くなるし、車検にも通らなくなる。
オールテレーンタイヤ
リフトアップしたクルマとぜひ組み合わせたいのが、「オールテレーンタイヤ」だ。これは、高いオフロードの走破性を持たせつつも、オンロードでの使い勝手も両立したモデルのこと。タイヤの表面がブロックが並んだようなゴツゴツとした形状なため、ワイルドで高いオフロード感を演出できる。
マッドガード/アンダーガード
ボディまわりのカスタムでは、「アンダーガード」や「マッドガード」もおすすめだ。アンダーガードは、ボディ下まわりを保護するパーツで、多くは金属製のため高いレベルでエンジンや駆動系をガードしてくれる。これも本来は、ハードなオフロードを走るためのパーツだが、見た目にインパクトを持たせる効果もバツグン。街乗りがメインの人でも、装着するだけで目立てる。
ルーフキャリア/ヒッチキャリア
見た目と実用性を備えるという点では、「ルーフキャリア」も効果満点だ。なにせ、装着しているだけで、「この人はアウトドア派ね」と一目瞭然だし、キャンプ用品など大きな荷物も積むことができる。
ルーフテント
最近のアウトドアブームによりキャンピングカーの人気も高いが、高額な本格的モデルを購入しなくても雰囲気を味わえて、しかも実用的なのが「ルーフテント」だ。これは、クルマの屋根に取り付けるテントのこと。ルーフボックスのようなFRP製ケースのなかにテントが入っていて、停車時に上方へ展開することで就寝スペースになるアイテムだ。箱形に立ち上がるスクエアなものや、三角テントのようになるタイプ、ふた折りで床面が2倍に広がるタイプなど、さまざまなものがある。
いかがだっただろうか? 今回紹介したアイテムは、いずれも愛車にアウトドアのテイストをアップできるのはもちろん、実際に外遊びなどで活躍する高い実用性も備えたものばかりだ。気になる人は、ぜひ参考にして頂きたい。