af imp.として外せない3ブランド最新モデルを考察
af imp.的に見た、今もっとも注目の新型スタイルを身にまとったVW、アウディ、BMWの欧州三巴ライバル車たち。個性豊かなニューフォルムを徹底チェックして、次世代のスタコンムーブメントを作り出すブランニューモデルを炙り出していく!
今も昔もスタコン(スタイルアップカーコンテスト。af imp.の長寿企画でユーザーの個性派ドレスアップカーNo.1決定戦的な企画)舞台の勢力図において、3大ブランドといえば、VW、アウディ、BMWのドイツ車メーカー御三家である。
今シーズンは、モデルラインアップが新しいフェイズに入る時期と重なり、注目モデルが続々とリリース、日本上陸を果たす。この際、スタコン的立ち位置から注目モデルをチェックし、そのカスタマイズポテンシャルを探ってみよう。
「初出:af imp. 2021年7月号」
フォルクスワーゲン最新の注目株はVWゴルフ8
VWのニュースはなんと言ってもゴルフ8。すでに有力チューナーズブランドの多くが専用パーツを開発し、一気に新スタイルが展開されることで豊富なカスタマイズパターンが展開されることが予想できる。デザインそのものは以前からアンベールされていることもあって、ユーザーにもイメージが掴みやすく、スタイルメイクのレベルは最初から高いだろう。また、ゴルフ8によって編み出される新たなテイストが7や6、あるいはそれ以前のゴルフスタイルに与える影響にも注目しておきたい。
これから本格的に増えてきそうなのが、T-CROSS、T-ROC、モデルチェンジを受けたティグアンなどのSUV。カスタマイズ素材としての鮮度の高さはもちろん、VWブランドだからこそのパーツバリエーション、スタイルアップのアプローチの豊富さを生かして個性派作品の登場を期待したいところだ。
また以前から根強い人気を持つパサート/パサート・ヴァリアントは、US指向のホイールマッチングやスタンス風味のアレンジで、スタコンに新しい風を送り込んできたモデル。アウディやBMW、メルセデス・ベンツとも異なるVW独特なサルーンテイストは、まだ伸び代が残されているのではないだろうか。
最近のスタコンシーンではやや地味な存在となりつつあるポロだが、サイズ感含め、つねにポストゴルフのホットモデルでもある。カラーアレンジ、ホイールマッチング、エアロメイクなどなど、カスタマイズの奥深さを表現するには依然として最適素材。ゴルフ8同様にフロントボトムへのアクセント、ライトまわりを軸にしたモディファイが効果を発揮しそうだ。